【玄関ドア】DIYで断熱できる?│原因から具体的な方法まで解説します
玄関からリビングへと、冷気の流入を感じることはありませんか?そしてどうにか冷気を止めて、室内へと冷たい空気が流れ込むのを防ぎたいと思っていませんか?もしかすると「DIYで安く簡単に、冷たい空気が入り込むのを防げるかも」しれません。
本記事では、まず玄関ドアから冷気が伝わる原因を解説し、その後「DIYで断熱する方法」を解説します。記事の最後には、DIYで冷気が止められなかった場合の対処法も解説するので、合わせて参考にしてみてください。
目次
玄関ドアから冷気が伝わるのはどうして?
まずは玄関ドアから冷たい空気が入り込む原因を探りましょう。「隙間風」と「玄関ドア自体が冷たくなること」の2つが主な原因です。それぞれ詳しく解説します。
理由1:ドアと枠の間に隙間がある
最も大きな要因は「玄関ドア本体と、玄関ドア枠の間にある隙間」から吹き込む隙間風です。この隙間風は、温度の低い外気がダイレクトに侵入するため、室内の温度をどんどん奪っていきます。玄関が寒いと感じるなら。まずはこの隙間風について対策を取らなければいけません。
隙間の有無を確認する簡単な方法は、家中のドア・窓を締め切り、各部屋の換気扇をフル稼働させることです。大きな隙間があるなら、玄関ドアの上下部、または左右に手をかざすと冷たい風を手でも感じられるでしょう。
性能の高い玄関ドアを使用していても、経年変化で徐々に隙間はできます。この隙間を埋めることを最初に考えましょう。
>関連記事:【玄関ドアの隙間】隙間風や虫の侵入のお悩み解決!原因は?対策は?
理由2:郵便受けなど開口部がある
2つめの理由は「ドアに郵便受けがついていて、そこから冷気が侵入する」隙間風です。アパートで使用されることの多い郵便受けがついた玄関ドアは、冷気の侵入を防ぐ気密への配慮がされていないことも多く、冷たい風が入る原因になります。
郵便受け付きの玄関ドアを使用している場合は、郵便受けを外部に新設して隙間を完全に埋めてしまうか、開閉する部分に後述するモヘアテープを貼り付けて、風の侵入を防ぎましょう。
理由3:ドア本体・ドア枠が冷たくなっている
隙間風ではなく「ドア本体、またはドア枠が冷たくなっている」ことでも、室内に冷気は伝わってしまいます。玄関ドアは耐久性を高めるために、アルミ素材を利用することが多いですが、アルミは熱を伝えやすい素材です。最新の玄関ドアのように、断熱に配慮した設計をされていない昔ながらの玄関ドアは、特に冷たさを伝えてしまうでしょう。
対策としては、断熱に効果のある材料をドアやドア枠に貼り付けることで断熱の効果が期待できます。
理由4:ドアのガラス部分が冷たくなっている
多くの玄関ドアは、採光やデザインのために部分的にガラスが取り付けられています。こういった「ガラス部分の断熱性能が低い場合」も室内に冷気が伝わります。
近年の玄関ドアは、ガラス部分が二重・三重になっていたり、ガラスとガラスの間にアルゴンガスという熱を伝えにくいガスが封入されていたりと断熱に配慮されています。一方で旧来の玄関ドアはシングルガラスで空気層もないため、断熱効果が低いものがあります。
ガラス部分の断熱性能を向上させる場合は、後述する「プラダン」など、透明度が高く断熱性もある素材を利用しましょう。
お手軽にDIYで断熱する方法
玄関ドアから冷気が伝わる原因を確認したところで、ここからは具体的にDIYで断熱を図る方法を紹介します。非常に安価で手軽な方法から、値が張る方法まで多様な方法があるので、あなたの家の玄関ドアに合った方法を試してみてください。
断熱シートを貼る
1つ目は「断熱シートを貼る」ことです。
断熱シートは、玄関ドアや窓から冷気が伝わるのを防ぐため、ガラス面やドア本体に寸法を合わせて貼り付ける、最も手軽な方法です。100円均一にも専用のシートが売られているので、手軽に試せます。
ただし、薄めのシートを1枚貼り付けるだけで、効果は限定的といえるでしょう。
断熱カーテンを設置する
玄関からの冷たい空気が室内に侵入するのを防ぐために「玄関ドアにカーテンを設置」する方法です。玄関ドアの枠に突っ張り棒を設置してカーテンを設置するだけ。手軽に試せる方法です。
デメリットは見た目が悪くなること、出入りがしづらくなることです。通勤通学の荷物を持ったまま、カーテンを開けてさらにドアを開けるのは手間に感じてしまうかもしれません。
プラダンを貼り付ける
プラダンとは「プラスチックダンボール」の略です。プラスチックがダンボール状に中空構造を形成することからプラダンと呼ばれます。
中空構造を形成する部分は空気の層を持つため、玄関ドアに貼り付けることで断熱性能の向上を見込めます。ホームセンターに売られていて、比較的安価、簡単に切り貼りできることから、どんな形の玄関ドアにも対応します。
空気の層があることから、断熱シートよりも高い効果を期待できます。
発泡プラスチック系断熱材を貼る
最も効果を期待できるのは「発泡プラスチック系断熱材を貼る」ことです。
発泡プラスチックは、発泡スチロールをイメージすると分かりやすいでしょう。空気をたくさん含んだプラスチックの板を両面テープなどで玄関ドアに貼り付けます。
発泡プラスチック系断熱材は新築住宅で使用されるものもあり、熱を伝えにくい性質を持ちます。断熱シートやプラダンより値は張りますが、高い性能を期待してよいでしょう。
隙間テープを貼り付ける
玄関ドア本体の断熱対策のほか、ドアの周囲から侵入する冷気を止める対策も必要です。「モヘアテープ」と呼ばれる、細かな毛束がついたテープが販売されています。隙間風が入り込む箇所に貼り付けることで細かな毛束が隙間を埋めて、風の侵入を防いでくれます。
ドア本体の断熱に加えて、隙間テープを貼り付ければ冷気を防げている実感が得られるでしょう。
DIYの断熱でもダメだったらリフォームを
ここまで対策を行っても、まだ玄関から冷気を感じるなら「玄関ドアのリフォーム」がおすすめです。安価なものなら20万円代で交換可能な玄関ドア、勧められる理由を紹介します。
>20万円代から!茨城周辺で玄関ドアリフォームを検討中なら「アキバG&R」へ
DIYしても根本的な解決にならない
DIYで玄関ドアの断熱対策を取っても、隙間が完全になくなる訳ではありません。さらにドア枠から室内に伝わる冷たさは防げません。
玄関の冷たさを根本的に解決するなら、ドアの枠を取り替えて、本体を高性能なものに交換するのが最も効率的です。「玄関が冷たい」というストレスをなくすためにもリフォームを検討してみましょう。
DIY材と玄関ドアの間でカビが発生!?
場合によっては、寒さ対策に設置したDIYの材料と玄関ドア本体の間で結露が発生して「カビが生えてしまう」ことも。
玄関ドアは外気の影響で冷たくなっており、一方で室内側は暖かく湿度も高いので、温度差のある玄関で結露が発生します。発生した結露水は、カビが生える原因にもなるので、場合によっては健康被害につながる可能性もあります。
性能の高い玄関ドアの場合は結露が発生しないので、この点からも玄関ドアのリフォームをおすすめします。
>関連記事:玄関ドアリフォームで結露や湿気も解消|茨城の玄関スペースを快適に
まとめ│まずはDIYで断熱を!
リフォームして玄関ドアを一新してしまうことが好ましいですが、最低でも20万円代の費用が必要になります。まずは手軽に行えるDIYで玄関ドアの断熱性能向上を図りましょう。
冷たい空気が止まれば問題なし、まだ止まらなければ、そこで初めて玄関ドアリフォームの検討に移りましょう。
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