「玄関ドアを軽くしたい!」重くなる原因7つと解決方法7つ
「玄関ドアが重い…」ふと思うことはありませんか?
毎日使用する玄関ドアは、経年劣化で蝶番部分の動きが悪くなったり、急に閉まるのを防ぐ機構の劣化で抵抗が増したりして、徐々に、または急に重くなることがあります。
玄関ドアが重くなると、家から出るとき帰るとき、開閉動作にストレスを感じてしまいます。また、ドアに不必要な力が加わることになるので、さらに調子が悪くなることも考えられるでしょう。
そこで本記事では、玄関ドアが重くなってしまう原因を7つ紹介するとともに、それぞれの原因を解消する方法も解説します。
玄関ドアの重さに悩んでいるなら、できる対策を行って軽々開閉できる玄関ドアを取り戻しましょう。
目次
原因(1)玄関ドアの可動部にホコリ・ゴミが付着している
まず疑って見るのは、玄関ドアの開閉時に支点となっている蝶番などの「可動部」です。
可動部は動きやすいように潤滑油が塗布されていますが、長年使用し続けると油に「ホコリやゴミが付着してしまい開閉動作を阻害」してしまいます。
さらに潤滑油が切れて乾燥してしまっている可能性も捨てきれません。
対策:ヒンジ・枠など各部の掃除とグリスアップ
玄関ドアを大きく開放した状態で、蝶番の様子を見てみましょう。目に見える大きさのゴミや油のかたまり、砂などが挟まっていれば、ブラシなどで取り除きます。
油が切れている場合は、指定された潤滑油を塗ってグリスアップしましょう。「掃除とグリスアップ」だけでも、動きを阻害する原因が取り除ける可能性があります。
>関連コラム:玄関ドアの掃除方法まとめ│樹脂・金属・木製 素材別注意点も解説
原因(2)室内と室外の気圧差
外と中とで変わる「気圧差」も玄関ドアの開閉を阻害する原因になります。
一般的な住宅では第三種換気が用いられるため、お風呂場やトイレなどで常に回っている換気扇を理由として室内は「負圧」になります。一方で外は室内と比較して大きい気圧を有するため、基本的に外から中へと空気が進入する動きをみせます。
結果として、玄関ドアを開けようとしても、外から中に向かう圧力がかかっているので、開閉動作がしづらい、重いと実感することになります。
対策:給気口・換気框の開放と掃除
住宅には、換気扇から吐き出した空気を計画的に取り込む「給気口」や、給気口と同様の働きをしてくれる「換気框」という箇所が存在します。給気口や換気框は閉めることもできますが、閉めると負圧が大きくなり、玄関ドアの重さは増してしまいます。この問題は特に、気密性能が高い現代の住宅で発生する問題のようです。
熱い・冷たい空気が侵入しないよう閉める場合もありますが、玄関ドアの重さを感じているなら「給気口・換気框の開放と掃除」は行うべきです。
原因(3)ドアクローザーが効きすぎている
強風などで急に玄関ドアが閉まっると、玄関前に立つ人が危険です。一度に閉まらないように「ドアクローザー」を設置しているお家もあるでしょう。
ドアクローズの速度は、安全を確保するために強めに設置する場合がありますが、玄関ドアで重さを感じるなら「ドアクローザーの効きすぎ」を疑ってみてください。
>関連コラム:ドアクローザーの修理・交換について|トラブルの原因・費用相場などを解説
対策:調節ネジを回して調整する
ドアクローザーは、実はドライバー1本で調節可能です。速度区間ごとに決められたネジを回すだけで、開閉の速度や重量感を簡単に変更できます。
気をつけるべきは、一度に緩くしすぎて開閉動作のときに人にぶつけてしまうことです。慣れないうちは一気に調節せずに少しずつ調節するようにしましょう。
なお、例として挙げた上の図、および調整方法は三協アルミの特定の商品の調節方法を現しているものです。使用中の製品名から、自宅のドアに合った調節方法を調べてみてください。
原因(4)戸車が破損している(引き戸の場合)
引き戸の場合に限られますが「戸車が破損している」場合も開閉動作に重さを感じてしまいます。
戸車とは、玄関引き戸の重みを支えながら、横方向に稼働する車輪がついたタイヤのような部材です。樹脂でできているため、何らかの拍子に割れてしまう恐れがあります。
回転することで玄関引戸の重さを軽減していたので、破損すれば当然重く感じられるでしょう。
対策:戸車の掃除や交換
まずは戸車の状態を確認してみましょう。引き戸を外せば戸車を確認・触れる状態になります。
石が噛んでいたり、ホコリが溜まっていれば「掃除」するだけで軽くなる可能性があります。もしも破損していたら、ホームセンターに販売されている戸車を購入して「交換」しましょう。
中には独特の形状を持つものもあるので、ホームセンターで見当たらなければメーカーに問い合わせてみましょう。
原因(5)レールの汚れやサビつき(引き戸の場合)
同じく引き戸のとき、玄関引き戸本体ではなく、支える「レール部分の汚れ・サビつき」が原因である場合があります。金属であることから、特に潮風を受けやすい地域や、車の排ガスの影響を受けやすい場所で、サビが出る傾向にあります。
対策:レールの掃除と潤滑剤の塗布。交換。
レールが原因である場合も、一度玄関ドア本体を取り外したうえで「清掃・潤滑剤の塗布」を行います。引き戸の場合は、異物が噛んでいるケースが多く、清掃で元の動きを取り戻す場合があります。サビが原因の場合は、サビを可能な限り除去したうえで、専用の錆止め効果のある潤滑剤を塗布しましょう。
ただし、塩害など環境が原因の場合は再度サビが出る可能性があるので、定期的に清掃することが大切です。
また、引き戸が吊り下げタイプの場合は素人では手入れが困難なので、設置した業者に連絡しましょう。
原因(6)各種部品の経年劣化
蝶番やドアクローザーなど「各種部品の経年劣化」が原因の場合もあります。部品同士が噛み合うギアがすり減っていたり、蝶番にサビが生じているケースもあるでしょう。
対策:部品の清掃交換
部品が経年劣化を起こしている場合は、まずは「部品の交換」で対処できるか試してみましょう。ホームセンターで販売されている汎用品が使える場合もありますし、メーカーに問い合わせて部品を取り寄せるケースもあります。
部品を交換しても重さが軽減されない場合は、ドア自体が歪んでいる可能性があります。
>関連コラム:玄関ドアには寿命があるの?|茨城・埼玉・栃木・千葉の玄関ドアリフォームならアキバG&Rへ
原因(7)ドア本体が歪んでしまっている
地震で家が揺れた。子どもが玄関ドアに体重をかけた。様々な理由で「玄関ドア本体が歪んでしまう」ことがあります。本体が歪めば、枠に収まる際に部分的に干渉するため、ドアの開閉に重さを感じてしまいます。
歪んで重さを感じる状態で使い続けると、玄関ドアを支える蝶番に負担がかかり、不具合の規模が大きくなるので、早めの対処が望まれます。
対策:玄関ドアの交換リフォーム
ドア本体が歪んでしまっている場合は「玄関ドアの交換リフォーム」が有効です。リフォームと聞くと、大掛かりな工事が必要そうに感じられますが、実際は早ければ半日程度で完了する作業です。
商品によっては工事費と処分費を合わせて20万円台で交換できるものもあるので、ここまで行った対策で重さが改善されない場合は、玄関ドアのリフォームを専門にしている業者に依頼してみましょう。
>20万円台から検討できる玄関ドアの交換。まずは商品検索から!
まとめ│玄関ドアを軽くして快適な出入りを実現!
「玄関ドアが重い…」という悩みを抱えている人に向けて、玄関ドアを軽くするための方法を解説しました。玄関ドアのメンテナンスを行っている人は少なく、長年使い続けていると不具合が生じるのは仕方がないことです。大切なのは、重いと感じたら早めに各部を確認することです。早めにホコリや石を取り除けば、費用をかけずに軽さを取り戻せるかもしれません。
茨城県にお住まいの人で、対策を講じても玄関ドアが重いままであれば、アキバG&Rまでお問い合わせください。メンテナンスからリフォームまで、必要な対策についてご相談を承ります。
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