玄関ドアの掃除方法まとめ│樹脂・金属・木製 素材別注意点も解説
普段の生活からお客さんを招き入れるときまで、様々なシーンで活躍してくれる玄関ドア。
いつも綺麗にしておきたいと思いながら、食事や団らんの中心であるリビングとは距離があるため、掃除の優先順位が低くなりがちです。
しかし、木製のものを除いて玄関ドアは気軽にお手入れができ、「頻繁に手入れをしてこそ長期間利用できる」ようになります。
本記事では、樹脂製・金属製・木製、それぞれの掃除方法を紹介するので、ご使用のドアに合わせた掃除の方法を確認してくださいね。
なお、ドアの状況によっては日常のお手入れでは綺麗にならず(機能が復活せず)リフォームが必要になる場合もあります。
「こんなときはリフォームの検討を」というケースも紹介するので、合わせて見てみてくださいね。
目次
樹脂製のドアの場合
最初に、近年利用されることの多い「樹脂製のドア」(表面のみ樹脂のものを含む)の場合を見てみましょう。
樹脂製のドアは掃除がしやすいので、お手入れに手間をかけたくない人におすすめです。
濡れた雑巾で隅々まで拭く
樹脂製のドアの基本的なお手入れは「濡れた雑巾で隅々まで拭き上げること」です。
水に濡れても劣化せず、浸透することなく水気を乾かしてしまう樹脂製のドアは、濡れた雑巾で拭き上げるシンプルな掃除ができます。
準備や後片付けも不要なので頻繁に掃除ができ、汚れがこびりつくのを防ぐことも可能です。
汚れが取れないときは中性洗剤で拭く
油汚れや泥汚れがこびりついて取れないときは「中性洗剤」を使用しましょう。
中性洗剤は油を含んだ汚れを浮かせるので、浮き上がった汚れが簡単に拭き取れてしまいます。
洗剤は台所で普段使用している食器用の洗剤でよいので、改めて買い足す必要がなく、取り置く必要がないのもメリットです。
樹脂製ドア掃除の注意点
樹脂製ドアを掃除するときの注意点は、洗剤は必ず「中性」のものを使用すること、絶対に「削らない」ことです。
中性以外のアルカリ性、または酸性の洗剤を使用すると、基材の表面を覆っている被膜が剥がれ、色落ちが発生したり部分的に使用されている金属を腐食させる恐れがあります。
サンドペーパーなどを使用して汚れを削ることも、基材を保護する塗膜を剥がれさせる原因になってしまいます。
どうしても取れない汚れがあって削る場合は、玄関ドア用の保護塗料を使用して後処理を行いましょう。
ただし、塗料の上塗りは塗布済みの箇所と未塗布の箇所で色の違いが目立ってしまうことを認識しておきましょう。
金属製のドアの場合
続いて「金属製のドア」の掃除について解説をします。
基本的に樹脂製のドアとお手入れの方法は変わらず、濡れた雑巾で拭き上げることが主なお手入れの方法になります。
樹脂製のドアとの違いは比較的サビが生じやすいことです。
雨水が玄関ドアに打ち付ける、海の近くで塩分を受けやすいといった環境ではサビが発生しやすいので、掃除の回数を増やすことで対処しましょう。
逆に錆びやすい環境下で掃除をしないと白サビが付着し、除去に大きな手間が生じるので注意しましょう。
木製ドアの場合
「木製ドア」は樹脂・金属製のドアと比べてお手入れに気を使う必要があります。
その理由は木材ならではの水を吸ってしまう特性にあります。
雑巾で乾拭きする
木製のドアは長期間外部で使用するため、必ず防水・防腐用の塗料が塗布されていますが、性能は絶対的なものではなく、劣化もするため水気があれば徐々に吸水してしまいます。
長く使うためには水気を遠ざけることを意識しなければなりません。
このため主要な掃除の方法は「雑巾による乾拭き」になります。
泥・油汚れは水気を吸ってしまうので、汚れが付着したら速やかに落とすことが望ましく、拭き上げの回数は多いほど好ましいです。
木製ドア用のワックスを塗る
定期的に「木製ドア用のワックス」を塗ることも重要です。
ワックスを塗り込むことで、水が木材に侵入することを防ぐ撥水効果が得られ、木の傷みやカビの発生を防いでくれるでしょう。
ワックスを塗る前にはよく乾拭きを行い汚れを落とすこと、同じ種類のワックスを継続して使用することを意識しましょう。
新築のときの綺麗な状態を長く維持できます。
すべての材質のドアに共通して
次に、ドアの材質に限らず抑えておくべきメンテナンスのポイントを解説します。
レール・枠部分の砂・ゴミは頻繁に掃除する
「ドアの枠・敷居部分の掃除」は念入りに行なうことをおすすめします。
枠や敷居部分には気密性能を保つためのゴムや、ドアを支持するための枠、回転用の金具など、玄関ドアの機能上大切な部品が集まっています。
しっかり掃除できていないと砂やゴミが開閉のたびに部品を削り、深刻なダメージを与える可能性があります。
見た目の問題以上に、ドアとしての機能を失う可能性もあるので必ず掃除すべき箇所です。
鍵穴にはエアダスターか専用潤滑剤
最後に紹介する掃除ポイントは「鍵穴」です。
鍵穴は毎日使用し、ホコリが溜まるなどして徐々に動きが渋くなる箇所。
掃除するときは必ず「エアダスター」または「鍵穴専用の潤滑剤」を使用しましょう。
カギの抜き差しが渋くなると、機械油などの汎用品を用いてしまう場合がありますが、油が鍵穴に残りホコリと合わさって固着、使用できなくなる恐れがあります。
パソコンの掃除で使用するエアダスターでホコリを吹き飛ばすことを基本にして、それでも抜き差しが渋い場合は揮発性が高くすぐに乾いてくれる、鍵穴専用の潤滑剤で掃除をしましょう。
こんなときはリフォームの検討を
ここまで玄関ドアの掃除方法について紹介してきましたが、日々のお手入れではどうにもできない症状を抱えることもあります。
ここからはそういった、お手入れで対応できないリフォームを検討するべき症状を解説します。
閉まりづらい
最初に紹介するのは「閉まりづらい」症状です。
玄関ドアは長い間使用していると、枠のゆがみや可動部の劣化でドアが閉まりづらくなることがあります。
日々の使用にストレスを感じるうえ、無理に力をかけるとドアを取り付けている木材にもダメージを生じることがあります。
点検や相談だけなら無料のリフォーム業者もあるので、まずは気軽に相談してみましょう。
サビが出ている・汚れが固着している
「サビや汚れが固着してしまっている場合」もリフォームを検討してみましょう。
状況にもよりますが、サビが浮いている状態は下地にも影響が出ていることがあり、完全に汚れが取れない場合もあります。
長期間の使用で汚れが固着しているドアの場合、ドアの断熱性能など基本性能が低い場合もあるので、汚れが気になり始めたのを機に新しい玄関ドアに交換するのも手です。
玄関ドアから冷気が伝わる
長く使用していると枠の間に隙間ができて「冷気を感じる」こともあります。
隙間を埋めるテープなども販売されていますが、完全に外気を遮断することは難しく、根本的な解決を図るためには枠・ドアを新しいものに交換するのが一番です。
交換することで隙間がなくなることに加えて、旧来のドアと比べて高い断熱性能も得られるので、寒い玄関に悩んでいる場合は玄関ドアの交換をおすすめします。
まとめ│こまめに掃除していつも綺麗な玄関に
素材別に玄関ドアの掃除方法を紹介するとともに掃除で対応できない、リフォームを検討するべき症状についても解説しました。
玄関ドアは毎日、長い間使用するので、頻繁に掃除をして汚れを落とすとともに、不具合が起きる可能性を少しでも減らしましょう。
お手入れで対処できない問題が起きたら、お気軽にアキバG&Rまでご相談下さいね。
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