アキバG&Rが取り扱っている玄関ドアは、LIXILリシェント、YKKAPドアリモ、三協アルミNOVARISです。どのメーカーの玄関ドアも、それぞれのメーカー独自のデザイン性と、機能に工夫が凝らされています。
玄関ドアを選ぶ際には、住宅の外観のデザイン、外壁と屋根、サッシの色との調和を考えて選ばれると思います。同時に、玄関の寒さや換気の悪さ、暗さ、防犯性への不安など、玄関への不満を解消する機能を備えたドアについても考えられると思います。
その上で、もう一つ考えておきたいことが、リモコンキーです。リモコンキーは、玄関の使い勝手と防犯に役立つ便利なキーシステムです。ただし、メーカーによって名称も、特徴も異なります。3つのメーカーに共通する特徴と、異なる点を確認し、ご家族にとって、最も使いやすいキーシステムをお選びください。
LIXILリシェント・YKKAPドアリモ・三協アルミNOVARIS リモコンキーの特徴
リモコンキーの呼び方
メーカーごとにリモコンキーに独自の名称がついています。
LIXILリシェント
- タッチキー
- CAZAS＋ カザスプラス
YKKAPドアリモ
- ポケットKey
- ピタットKey
三協アルミNOVARIS
- タッチ錠
各メーカーのリモコンキーに共通する特徴
LIXILリシェント【タッチキー】・YKKAPドアリモ【ポケットKey】・三協アルミNOVARIS【タッチ錠】に共通する特徴
この3つの使い方は、ほぼ同じです。リモコンをバッグやポケットに入れた状態で、ドアハンドル（三協アルミNOVARISはハンドル上部のドア本体）についているボタンを押すだけで施解錠できます。車のキーのように、少し離れたところからリモコン操作で施解錠することもできます。
LIXILリシェント【CAZAS＋ カザスプラス】・YKKAPドアリモ【ピタットKey】に共通する特徴
どちらも使い方はほぼ同じです。カードや、専用のシールを張り付けた小物をハンドルに近づけてかざすだけで、施解錠できます。
全てのリモコンキーに共通する使い勝手の良い点
- 1回の操作で、上下2つの鍵をいっぺんに施解錠できる
- 両手が塞がっていても楽に施解錠できる 子供を抱っこしていたり、両手が荷物で塞がっていたり、傘をさしていたりしても、可否を取り出さなくても施解錠できます。
- 暗闇でも楽に施解錠できる 夜間に帰宅して、玄関の明かりがついていなかった場合、バッグの中の鍵を探すのは大変です。やっと見つかっても鍵穴は見えないので、鍵を開けるのも手間取ってしまいます。暗闇で、鍵を探す手間も、鍵穴を探す手間も省けます。
- リモコンやカードを無くしてもシリンダーを交換する必要がない
従来のドアでは、鍵を紛失してしまった場合、防犯上、シリンダーごと交換しなくてはなりませんでした。でも、リモコンキーなら、リモコンキー、カード、シールのついた小物のうち、どれを無くしてしまった場合でも、再登録するだけです。登録し直すだけで、失くしたリモコンキーやカードを無効にできます。
特に、子供さんに鍵を持たせた場合、失くされてしまうことが多く、シリンダー交換の費用が嵩んで困っていたというお母さんには、嬉しい機能です。
メーカーによって異なる点
メーカーの違いによって、できることとできないことを確認しておきましょう。
LIXILリシェント【CAZAS＋ カザスプラス】 だけができること
- スマホと連携してFamiLock（ファミロック）を活用できる
＊FamiLock（ファミロック）とは？
専用アプリ「My Entrance」をダウンロードしてドアに登録すると、スマホをリモコンとして使えます。スマホをかざす、または、バッグやポケットに入れておいてボタンを押すという操作で、施解錠できます。
自分の施解錠の履歴、家族の施解錠履歴をスマホで確認できます。
ドアのインターネットへの接続は不要。利用料金は無料です。
LIXILリシェント【CAZAS＋ カザスプラス】 にできないこと
- 【タッチキー】と、【CAZAS＋ カザスプラス】は併用できない
YKKAPドアリモ 【ポケットKey】だけができること
- 【ポケットKey】は、リモコン、カードキー、シールキー、楽天Edy（カード・アプリ）、おサイフケータイ®対応のスマートフォンや携帯電話を併用できる
- 複数のドアに登録できる 二世帯住宅で玄関を分けている場合、登録しておけば、両方の玄関ドアで使えます。
- ポケットkeyの置き忘れによる不正解錠を防止
＊ 置き忘れ防止機能とは？
ハンドルの近くにポケットKeyを置き忘れた際に、第三者がハンドルのボタンを押しても解錠することが無いよう、置き忘れ防止機能が働きます。置き忘れ防止機能では、室外側のハンドルボタンでの操作ができず、ピッピッピッと警告音が鳴ります。その間にポケットKeyを揺らすか、ポケットKeyのボタンでリモコン操作をすると、復帰します。
＊ スリープ機能とは？
ハンドルの近くにポケットKeyが１分以上置いてあるとき、電波の交信による電池の消耗を防ぐため、スリープ機能が働きます。スリープ機能が働くと、室外側のハンドルボタンでの操作ができなくなります。その場合はポケットKeyのボタンでリモコン操作をすると、復帰します。
- スマホと連携して戸締り安心システム ミモットを活用できる
＊スマホと連携して戸締り安心システム ミモットとは？
専用の機器を取り付け、システム基本料（月額500円）を支払うと利用できるアプリです。外出時、玄関ドアを施錠したタイミングで、解錠状態の窓や勝手口のドアの情報をスマートフォンへ通知します。家から離れる前に気がつくので、うっかり閉め忘れる心配が無くなります。
スマートフォンのGPS機能と連動することで、自宅から一定距離離れた場合に解錠状態の玄関ドア・窓・勝手口ドアの情報をスマートフォンへ通知します。
玄関ドアを解錠した際に、使用されたスマートコントロールキーの情報を、スマートフォンへ通知します。離れていてもお子様やご家族の様子が分かるので、外出先でも安心です。
三協アルミNOVARIS【タッチ錠】だけができること
- ワイヤレステレビドアホンと組み合わせられる
パナソニック、またはアイホン株式会社の配線工事不要のワイヤレステレビドアホンと組み合わせられます。ドアホンで室内から訪問者を確認、リモコンキーで玄関ドアの施解錠ができます。
共通する防犯機能について
どのメーカーにも共通する防犯機能が備わっています。
2ロック
上下に2つの鍵がついています。
その為、不正解錠に手間と時間がかかります。1つ目のカギが開けても、50秒以内にもうひとつのカギを開けて扉を開けなければ、上下2つのカギが再ロックされてしまいます。
侵入強盗犯は、開錠に時間がかかると、犯行をあきらめるので、被害のリスクを抑えられます。
見えない鍵穴
リモコンキー用のハンドルは、鍵穴がカバーで隠されているので、ピッキングを抑制します。
外せるサムターン
玄関内部のサムターンは着脱できます。万が一、玄関のガラス部分を壊して腕を差し入れても、サムターンが外されていると、サムターンを回すことができず、開錠できません。
デッドボルト
こじ開けを防ぐデッドボルトが使われています。
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玄関ドアは、住宅の顔とも言われる場所、玄関周りの雰囲気に大きな影響を与えます。デザイン性の高い玄関ドアに交換すると、住宅の印象がぐんと良くなります。
冷暖房をしない玄関は、冬寒く、夏は暑い場所ですが、断熱機能のあるドアに交換すると、冬は暖かく、夏は涼しい玄関に変わります。特に、窓が全部断熱されている住宅では、魔法分のような温熱環境が実現し、家の中の温度差が抑えられます。
窓のない玄関は、梅雨時から夏にかけて、ムシムシし、カビが生えてしまうこともあります。通風機能のある玄関ドアに交換すれば、玄関内の風通しが良くなり、家の中に広い風の通り道ができて、換気の良い家に変わります。
そして、鍵をリモコンキーに替えれば、玄関の施解錠が楽になり、防犯性も向上します。
玄関ドアのリフォームをする際には、キーシステムも一緒に替えませんか？
