玄関ドアの鍵が引っかかるのはなぜ?原因や対処法まとめ

玄関ドアの鍵が引っかかるのはなぜ?原因や対処法まとめ

玄関は毎日出入りする場所なので、不具合が発生することも多いです。

特に「鍵が引っかかる…」というトラブルは多く、そのまま放置しておくと大掛かりなメンテナンスが必要になる場合もあります。

そこで本記事では、玄関ドアの鍵が引っかかる原因や対処法についてご紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。

玄関ドアの鍵が引っかかる…

玄関ドアの鍵が引っかかると、非常に不便です。

ドアを開閉する際にストレスが掛かり、スムーズに操作できません。

また鍵の不具合があると、セキュリティ面でも心配です。

そのため玄関ドアの鍵に関する問題が発生した場合は、すぐに修理や調整を依頼することをおすすめします。

【関連記事】玄関ドアが引っかかる・閉まりにくい原因や直し方・気を付けたいこと

玄関ドアの鍵が引っかかる原因①メンテナンス関係

ここでは、玄関ドアの鍵が引っかかる「メンテナンス関係」の原因についてまとめてご紹介します。

鍵穴にゴミが詰まっている

玄関ドアの鍵が引っかかる原因の一つに、「鍵穴にゴミが詰まっている」というトラブルがあります。

鍵穴にゴミやほこりがたまると鍵の回転がスムーズにいかず、引っかかりを感じるのが原因です。

ゴミが詰まると鍵が正しく挿入できなくなり、施錠や開錠の操作が難しくなることがあります。

自然に小さなゴミが溜まることもあれば、小さなお子さまのいたずらで詰まっていることも考えられます。

潤滑油の不足

玄関ドア鍵の内部の潤滑油が不足すると、鍵がスムーズに回転しなくなり、引っかかりを感じることがあります。

潤滑油は鍵の内部機構の摩擦を減少させて、スムーズな操作を実現する役割を果たします。

特に鍵を長期間使用していない場合や、温度の変化により潤滑油が固化する場合のトラブルが多いです。

また築年数が古い住宅の場合にも、長年の鍵の使用に伴って潤滑油が徐々に劣化して効果が薄れることがあります。

玄関ドアの鍵が引っかかる原因②構造関係

ここでは、玄関ドアの鍵が引っかかる「構造関係」の原因についてまとめてご紹介します。

鍵の変形

鍵が変形すると鍵穴の内部機構との適合が悪くなり、スムーズに回転しなくなります。

変形した鍵が鍵穴に適切にフィットしないことで、引っかかりが生じるのです。

具体的には鍵に過剰な力を加えたり、無理に回そうとすると、鍵が変形することがあります。

また鍵が極端な温度変化にさらされると、金属が膨張したり収縮したりして変形することも多いです。

さらに長期間使用していることで鍵の金属部分が摩耗したり、腐食したりして変形することがあります。

鍵穴の故障

鍵穴内部のピンやシリンダーが摩耗すると、鍵が適切に操作できなくなります。

摩耗した部品は鍵の動きを妨げ、引っかかりを引き起こすことがあるのです。

また鍵穴内部が湿気や腐食の影響を受けた場合にも、錆が発生して内部の部品が正常に動作しなくなることもあります。

そもそも施工段階で鍵穴が正しく取り付けられていないと、内部の機構がずれてしまい鍵が引っかかることがあります。

ストライクの位置ずれ

ストライク(受け金具)とは、鍵が閉まったときに鍵のボルトがはまる部分です。

このストライクの位置がずれると、鍵のボルトが正しくはまらず鍵が引っかかる原因となります。

ストライクの位置ずれが発生する原因としては、施工不良や衝撃による変形等が挙げられます。

鍵穴の凍結

寒い季節や低温の環境では、鍵穴が凍結することがあります。

凍結すると鍵がスムーズに挿入できなくなり、内部での回転が困難になります。

鍵穴の凍結が発生する原因としては、特に雨や雪が鍵穴に入ると湿気が内部にたまって凍結の原因となることが多いです。

鍵穴が凍結すると鍵の操作が困難になってしまうため、凍結防止策を講じることが大切です。

建物の傾き

建物自体が傾くと、ドアの取り付け位置やドア枠が変形して鍵穴やストライクとの位置関係がずれてしまいます。

これにより鍵がスムーズに操作できなくなり、引っかかりを感じることがあります。

特に大きな地震の後や、建物の基礎に問題がある場合に発生することが多いです。

また長期間にわたって使用されている建物は、木材の腐食で構造が老朽化して傾きが発生することもあります。

玄関ドア鍵が引っかかる場合の対処方法

ここでは、玄関ドアの鍵が引っかかる場合の対処法についてまとめてご紹介します。

まずは簡単に試せるアイデアから実行してみて、最終的には専門業者に依頼するのがおすすめです。

鍵穴を掃除する

掃除によって鍵穴の内部の汚れを取り除くことで、鍵の操作を改善できる場合があります。

具体的には、エアダスター(圧縮空気)を使用する方法がおすすめです。

エアダスターを鍵穴に吹きかけることで、内部の汚れを吹き飛ばします。

注意点として、鍵穴専用でない洗浄剤は使用しないようにしましょう。

水性タイプは鍵穴内部に錆を引き起こす可能性があり、油性タイプは逆に汚れやゴミを引き寄せることがあるため、専用のクリーナー等を用いる方が安心です。

鍵用の潤滑油を使用する

専用の潤滑油を使うことで鍵と鍵穴の摩擦を減少させ、スムーズな操作が可能になります。

特にシリコンタイプ等、水分や油分を含まない潤滑剤を選べば鍵穴内部の錆を防ぐことも可能です。

ただし内部の汚れが潤滑油の効果を妨げることがあるため、事前に簡単な清掃を行うようにしましょう。

カイロ等で温める

特に寒冷な環境で鍵穴が凍結している場合には、カイロ等で温めることで解決できる場合があります。

ただしカイロの温度が高すぎると、鍵やドアにダメージを与える可能性があります。

鍵穴の部材や塗装に影響を与えることがあるため、カイロを布等で覆ってから間接的に温める方法が安全です。

鍵を交換する

鍵や鍵穴が摩耗、変形、故障している場合、修理や潤滑剤などの対処法では解決しないことがあります。

こうした場合、鍵そのものを交換することでスムーズに操作できるようにするのが最も確実です。

最新のディンプルキーや電子錠など、防犯性の向上も同時に検討できます。

玄関ドアを交換する

ドアの歪みや老朽化、建物の傾きなどが原因で鍵が引っかかる場合、ドア全体を交換するのがおすすめです。

特に木製ドアや古いドアは、湿気や温度変化によって形が変わることがあります。

ドアを交換する際には、最新の防犯対策を施した玄関ドアを選ぶのがおすすめです。

たとえば防犯性能の高いドアや、電子錠やスマートロックを組み込んだタイプに交換することで、セキュリティも大幅に向上します。

ただし玄関ドアの交換は専門的な作業であり、適切に取り付けられないとドアがきちんと閉まらないなどの問題が発生することがあります。

そのため、専門業者に依頼して正確に取り付けてもらうようにしましょう。

 

まとめ

玄関ドアの鍵の引っかかりをそのまま放置してしまうと、大きなトラブルにつながることがあります。

そのため早い段階で、メンテナンスや清掃を行うようにしましょう。

本記事でご紹介した注意点を参考に、ご自宅に合った対策を計画してみてください。

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