マンションの玄関ドアは交換できる？メリットや費用まとめ
目次
マンションの玄関ドアが古くなってきた
マンションの築年数が経ってくると、玄関ドアも古くなってしまいます。
玄関ドアは建物の顔と言ってもいい場所なので、古いと印象も悪くなってしまいますよね。
また、断熱性や遮音性といった性能もだんだん悪くなるでしょう。
この記事では、マンションの玄関ドアを交換するメリットや方法、注意点を紹介していきます。
リフォームをお考えの方のマンションオーナーの方は、ぜひ参考にしてみてください。
玄関ドアを交換するメリット
マンション全体の価値が高まる
見た目がよいマンションの方が入居者が集まりやすい
マンションは、築年数が浅いほうが入居者が集まりやすい傾向にあります。
建物の外観や廊下などの共有部分は、最初に目に付きやすい部分ですね。
玄関ドアを交換すると、マンション自体を建て替えしたような効果も得られるでしょう。
家賃の引き下げをしなくて済む
マンションの築年数が古くなると、最初の頃よりも家賃の引き下げを行うことが多いです。
壁紙の貼り替えや畳の交換といった最低限のリフォームでは、居住者へのアピールには繋がりにくくなっています。
そこで、玄関ドアも含めたトータルリフォームを行うことにより、マンション全体を新しい印象にリニューアルするのがおすすめです。
これにより、家賃の引き下げを行わずに運営していくことが可能でしょう。
資産価値には建物の状態が重要
マンションオーナーとしては、マンション自体の資産価値も気になるところです。
マンションは、建物の立地や各住戸の状態はもちろんですが、廊下や玄関といった共用部も大きな影響を与えます。
玄関ドアを新しくすることで、ぜひマンション全体の資産価値も高めましょう。
断熱、遮音、防犯性能、耐震性がアップ
断熱性
玄関は意外と冷気が入ってきやすい場所で、冬場には寒い思いをしている人も多いでしょう。
開口部からは52～74％もの室温が流出入すると言われているため、玄関ドアを断熱性能が高いものにすれば、かなり温かさがアップしますよ。
それにより、冷暖房費を節約することもできます。高断熱タイプの玄関ドアを選べば、約3割の光熱費がカットできるとされています。
また、結露防止にも役立つので、居室の劣化や傷みを予防することもできますね。
遮音性
マンションなどの集合住宅の場合、騒音問題というのは特に気になるポイントです。
学生の住民が毎晩飲み会を開いているという苦情や、TVの音がうるさいといったトラブルも管理しなければなりません。
そういったトラブルを防ぐためにも、防音性能の高い玄関ドアがおすすめです。
外部の騒音も入ってきづらいため、幹線道路や線路沿いに経っているマンションではぜひ導入を考えてみてはいかがでしょうか？
防犯性能
空き巣対策として玄関ドアリフォームは有効
マンションの場合、玄関は空き巣に狙われやすいポイントのひとつです。
劣化した玄関ドアだとピッキングという方法で簡単にこじ開けられてしまうため、空き巣のリスクも高くなってしまいますね。
マンション全体のセキュリティ対策を行うのは意外と大変ですが、玄関ドアの交換なら比較的カンタンに取り組めておすすめですよ。
キーレスで防犯性能アップも
玄関ドアを交換するのであれば、従来型のカギからキーレスタイプのカギに変更するのもおすすめです。
キーレスは「スマートドア」とも呼ばれ、一般的にカードキーやリモコンキーを使って開け閉めを行います。
鍵穴自体にカバーが掛かっていて見えないようになっているため、ピッキングの被害に遭いにくいのが特徴です。
また、いちいち鍵穴を回さなくても大丈夫なので、荷物で手がふさがっているときにも便利と利用者にも好評ですよ。
女性の入居者へのアピールにも
女性の一人暮らしの場合、防犯性の高さを重視する方は多いです。
玄関ドアがカードキーやリモコンキーなら、防犯性能が高いだけでなく使い勝手の良さもアピールできますね。
新たな入居者へのアピールのためにも、玄関ドアのリフォームはぜひ検討してほしいポイントと言えるでしょう。
耐震性
従来型の玄関ドアだと、地震でドア枠が変形してしまうケースがよくありました。
これにより脱出が遅れると、火事などの二次災害に巻き込まれる危険性が高まってしまいます。
しかし、最新タイプのドアの場合、地震の揺れで大きな負荷がかかっても変形しにくい構造になっています。
居住者の安全が確保できるため、オーナーとしても安心ですね。
さらに、小規模の地震の際にも玄関ドア修理をする手間が省けるため、メンテナンス費用の節約といったことにもつながるでしょう。
マンションの玄関ドア交換費用
1戸につき10～20万円
マンションの玄関ドアリフォーム費用は、ドア本体の価格と取付工事費用を合わせて、「1戸につき10～20万円」が目安となります。
ただし、選ぶ玄関ドアのグレードや取り付け方の工法によっても異なるため、注意しましょう。
カバー工法なら短時間＆低予算
マンションの玄関ドアを交換するなら、カバー工法がおすすめです。
既存の玄関ドア枠を残したままで交換できるため、工事が約1日という短時間で完了します。
また、壁を壊して行う一般的な工事よりも人出が掛からないため、結果的にローコストで仕上げることができます。
すでに住民が住んでいるマンションのリフォームは工事の期間をあまりかけられないため、すぐに終わるカバー工法はぴったりですね。
玄関ドアを交換する際の注意点
共用部のため許可が必要
マンションの玄関ドアは、内側の専有部分とは違って「共有部分」となります。
そのため、一般の入居者が勝手に交換することはできません。
また、交換する場合には管理組合の許可が必要となるため、大規模なマンションでは注意が必要ですね。
まとめ
ここまで、マンションの玄関ドアリフォームをするメリットや費用などについてまとめてきました。
玄関ドアが新しくなれば、建物自体も新しく見えてフレッシュな気持ちになりそうですね。
断熱性や防犯性といった性能もアップするので、ぜひ入居者へのアピールのためにも検討してみてはいかがでしょうか？
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