玄関ドアの気になる値段は?工事の値段もご紹介

「玄関ドアを交換したい」と玄関ドアを購入しようとした場合、一番気になるのは玄関ドアの値段だと思います。玄関ドアを購入するにしてもどの程度の価格かわからなければ予算を立てることもできません。

そこで、今回は玄関ドアの値段についてご紹介します。この記事で値段の相場を把握した上で、予算や玄関ドアを選ぶ参考にしてください。

玄関ドアの種類

玄関ドアの値段は玄関ドアの種類で大きく変わります。大きな玄関ドアにすればするほど値段は高くなる傾向にあるのです。

そこで、まずは玄関ドアの種類について理解しておきましょう。

片開きドア

一枚の玄関ドアにハンドルやレバーをつけてそれを押したり引いたりすることで、ドアを開け閉めするタイプの玄関ドアです。シンプルな作りとなっており、他の種類と比べて値段自体は安めになることが多いです。また、デザインや色など様々な種類が売られているのも特徴の一つとなっています。

親子ドア

大きさの異なる2枚のドアを組み合わせた玄関ドアです。大きいドア(親扉)にハンドルやレバーをつけて、片開きドアのように押したり引いたりすることで玄関ドアの開け閉めを行います。大きな荷物を出し入れするときなどには小さいドア(子扉)も開け閉めすることができるようになっているので、子扉を開けて広くするのです。

両開きドア

大きさの同じドアを2枚組み合わせた玄関ドアです。片開きドアを2枚組み合わせたようなタイプとなっており、どちらにもハンドルやレバーをつけることで、どちらのドアも開け閉めすることができるようになっているのです。

引き戸

片開きドアなどとは違い、ドアを横にスライドさせることで開け閉めする玄関ドアです。片方にのみドアをつけた片引き扉などもありますが、玄関ドアでは引き違い戸と呼ばれる2枚のドアを互い違いに組み合わせたタイプを使用することが多いです。

玄関ドアの値段の相場は?

玄関ドアの種類を理解したところで、いよいよ玄関ドアの値段の相場をご紹介していきます。種類別に値段の相場をご紹介するので参考にしてください。

片開きドア

片開きドアは「10万〜25万円」ほどが値段の相場となっています。シンプルな作りだけあって価格も他の玄関ドアと比べると安く設定されています。

親子ドア

親子ドアは「15万〜30万円」ほどが値段の相場となっています。小さい扉をつけることで玄関の広さも広くなり、値段も片開きドアよりは高く設定されています。しかし、バリアフリー仕様や広い玄関が+5万円ほどで手に入るので検討してみてください。

両開きドア

両開きドアは「20万〜35万円」ほどが値段の相場となっています。片開きドアを2枚組み合わせたようなドアということで、玄関もかなり広めにとってありドア自体も大きくなるので、一番高い玄関ドアの部類となります。その分、玄関を豪華な雰囲気にすることができるので、そのような雰囲気を作りたい方は考えてみてください。

引き戸

引き戸は「15万〜30万円」ほどが値段の相場となっています。現在は一般的なタイプではないため、その分少し値段が高めの設定となっています。しかし、最近安い引き戸も登場しているので予算を抑えても引き戸にすることが可能となっています。

玄関ドアの値段が上がるのはどんな時?

ここまで玄関ドアの費用相場をご紹介してきましたが、相場内でも10万〜15万円ほどの違いがあり、相場よりも高い玄関ドアも存在します。そのように玄関ドアの値段が上がっていくときはどのような時があるのでしょうか?

玄関ドアの種類以外に値段を決める要素をご紹介します。こちらを参考に玄関ドアの値段とこだわりのバランスを考えた上で探してみてください。

玄関ドアの素材

玄関ドアの素材で値段は変わってきます。玄関ドアの素材はほとんどが金属となっており、スチール、アルミ、ステンレスなどがあります。金属の中ではそこまで変わりませんが、スチールは断熱性も高く値段も少し高くなっています。

大きく変わるのは木製ドアの時です。自然素材となっているので金属製よりも高い値段となります。また、使う木にこだわればこだわるほど素材の値段が高くなるので、玄関ドアの値段も高くなっていくのです。

玄関ドアの断熱性

玄関は家の中でも熱が外に逃げていきやすい場所となっています。つまり、玄関ドアの断熱性を高めると家を暖かく保つことができるのです。この断熱性を高めるためには玄関ドアを厚くしたりガラスを厚くしたりと様々な工夫がされています。その工夫の分、玄関ドアの価格も高くなるのです。

玄関ドアに袖、ランマをつける

玄関ドアにはドアの横や上に袖、ランマと呼ばれる小窓をつけることができます。袖とは片開きドアの横につける小窓で、ランマは玄関ドアの上につける小窓のことをさします。この袖、ランマをつけると玄関ドアの大きさも大きくなり値段も高くなるのです。

片開きドアの時、袖をつけるのと親子ドアにするのでは見た目はあまり変わりません。しかし、袖は開け閉めが出来ないようになっているので親子ドアにするよりも安く済ませることが出来るのです。

玄関ドアの防犯性を高める

玄関ドアの防犯性を高めるには主に鍵を良いものにすることが挙げられます。ワンドアにツーロックを施した玄関ドアにしたり、ピッキングされにくい玄関ドアにすることも出来ます。また、最近ではスマートキーと呼ばれるリモコンやカードキーで開けられる玄関ドアも販売されています。このように鍵を良いものにすると鍵自体も高いので玄関ドアも高くなっていくのです。

玄関ドアを工事する場合の値段の相場は?

玄関ドアの値段についてイメージは出来てきたでしょうか?自分で予算とこだわりを考えた上で好みの玄関ドアを見つけた場合、実際に取り付けるとなると工事が必要となります。この工事にはどの程度の費用がかかるのでしょうか?

実は玄関ドアは一昔前まで壁を壊したり床を塗装し直したりする必要があって大工事となってました。しかし、現在は「カバー工法」と呼ばれる工法が主流となっており、このカバー工法の場合はそこまで費用も工期もかからずに工事を行うことが出来るようになっています。

このカバー工法の場合は「玄関ドアの撤去費用:1~2万円」+「玄関ドアの設置費用:4~6万円」で合計5~8万円が費用相場となっています。玄関ドアを交換したい場合はこの工事費用も予算に組み込んでおきましょう。

まとめ

玄関ドアの値段についてご紹介してきました。

玄関ドアの値段が高くなるのには高くなる理由があります。「高いから」といって候補から外すだけではなく、専門家に高い理由を聞いた上で自分のこだわりと合わせて玄関ドアを選ぶようにしてください。