玄関ドア交換にはどのくらい費用がかかる?

玄関ドアは毎日使うものです。毎日使っていると鍵の故障や立て付けが悪くなったりという不具合が起きたり、不具合が起きなくても家の雰囲気を変えるために交換を考える人は多いです。

ただ、実際に玄関ドアを交換するとなると費用はどのくらいかかるのでしょうか?気になる費用や玄関ドアについてご紹介します。

玄関ドア交換にはどのような費用がかかる?

玄関ドアを交換するとなると工事が必要になりますが、その際にはどのような費用がかかるのでしょうか?

玄関ドアの交換には主に3つの費用がかかります。「玄関ドアの費用」「玄関ドアの設置費用」「玄関ドアの撤去費用」で玄関ドアの設置費用+撤去費用が工賃となります。

玄関ドア交換の工賃の相場は?

それでは玄関ドア交換の工賃は実際にどのくらいかかるのでしょうか?

玄関ドア交換の工賃について紹介する前に玄関ドアの工法について説明しなければなりません。

現在、玄関ドアの交換はカバー工法という工法が主流となっています。このカバー工法とは既存の玄関ドアの枠組みを活かして、玄関ドアのみを交換する工法です。壁を壊す必要がないので工期もかからず費用も安価に抑えることができます。

このカバー工法の場合、玄関ドアの設置費用で4〜6万円、撤去費用で1〜2万円が費用相場と言えます。つまり合計して5〜8万円くらいです。玄関ドアの工賃自体は何十万円もするものではなく、そこまで高いものではありません。

ただし、カバー工法ではない場合は壁を壊して枠組みから作る必要があるので費用が高くなります。カバー工法を使用しない時というのは玄関ドアの大きさや種類を変える場合です。既存の枠組みを利用しない場合は工賃が高くなるのです。

玄関ドアの種類を紹介

玄関ドアを交換すると一口に言っても、各メーカーから様々な種類の玄関ドアが出ているのでまず選ぶのに一苦労です。そこでここでは玄関ドアの種類についてご紹介します。自分の希望の玄関ドアと現在の玄関ドアの種類は押さえた上で業者に相談するとよりスムーズに話が進んでいくでしょう。

開き戸と引き戸

玄関ドアは大きく分けると2つに分かれます。「開き戸」と「引き戸」です。

開き戸とは?

開き戸はノブやハンドルを使い、ドアを押したり引いたりして玄関ドアを開け閉めするドアのことです。現在の住宅やマンションではこちらが一般的となっています。開き戸の方が玄関ドアを分厚くしやすく断熱性も高めやすいと言えます。

開き戸にはシンプルな一枚のドアを使った片開きドアや異なる大きさの2枚のドアを組み合わせた親子ドア、同じ大きさのドアを組み合わせた両開きドアなどがあります。

引き戸とは?

引き戸はドアを横にスライドさせて開け閉めするドアのことです。昔の住宅では引き戸が一般的でしたが、現在は採用率は低くなっています。しかし、最近引き戸にもおしゃれなデザインが出てきたり、断熱性能が高いものが出てきたりしているので、一味違う玄関にすることができます。

引き戸には片方のドアをスライドさせる片引き扉や両方のドアを互い違いにしてどちらからも出入りできるようにしている引違い扉があります。

袖、ランマとは?

( 施工前 )

玄関ドアを探していると、「袖」や「ランマ」という言葉と出会うことがあります。これらは何なのでしょうか?

袖とは玄関ドアの横につける窓のようなものです。ドアのどちらかに付けることもあれば、両方に付けることもあります。袖を付けると玄関を広く見せることができ、窓から採光をとって玄関を明るくすることもできます。

ランマとは玄関ドアの上に付ける窓のようなものです。ランマを付けると玄関に採光や通風を取ることができるので、明るく涼しくすることができるのです。

それぞれの玄関ドアの価格は?

( 施工前 )

玄関ドアの種類を理解したところで、それぞれの価格はどの程度なのでしょうか?

メーカーによってもちろん変わりますが、「片開きドア:10万〜25万」「親子ドア:15万〜30万」「両開きドア:20万〜35万」「引き戸:15万〜30万」ほどが一般的な相場です。

玄関ドアの価格は断熱性や防犯性の機能を高めると、高くなる傾向にあります。また、素材によっても価格は変わり、金属製よりも木製ドアの方が高くなります。

さらに輸入住宅などに使うドアは装飾が豪華なものだったり、アンティークを使用しています。そうするとドアの価格は高くなり100万円を超えるドアもあるのです。

玄関ドアを選ぶポイント

( 施工前 )

玄関ドアを選ぶ際にはデザインや予算に合わせることはもちろんですが、その他にも選ぶポイントがあります。ここでは玄関ドアを選ぶポイントを紹介しますので、こちらも参考にドアを選んでください。

玄関ドアの種類や大きさを変えるときは要注意

玄関ドアの交換は現在、カバー工法が主流となっていますが、これは玄関ドアの大きさが同じ場合に使える工法です。玄関ドアの大きさや種類を変える場合、壁を壊して工事をする必要が出てくるので費用や工期がかさんできます。

玄関ドアの交換の費用を抑えたい場合は大きさや種類を同じドアから選ぶようにしましょう。

玄関ドアは断熱性も大事

玄関は家の中でもかなり大きな開口部です。窓と同様に玄関ドアの断熱性も家の暖かさに関係してきます。現在の玄関ドアはかなり断熱性も高まっているものが発売されてきているので、断熱性が高いものを選ぶようにしましょう。

鍵やセキュリティにも気をつけて選ぶ

玄関ドアはセキュリティも大事です。ピッキングされにくい鍵にしたり、簡単に壊されないシリンダーにすることも防犯のためには大事なポイントとなります。現在は鍵の種類も様々なものがあるので気にしながら選んでください。

まとめ

玄関ドア交換の費用相場をご紹介してきました。

玄関ドアはポイントを押さえておけば、かなり費用を押さえてリフォームすることも可能です。断熱性能や防犯、豪華な装飾を施した玄関ドアなど様々な種類のドアも登場しているので自分が大事にしたいポイントを抑えて選んでください。