「窓付き室内ドア」の選び方を解説|人気の種類とガラス素材、設置場所に合わせたポイント

窓付きの室内ドアは、室内に光を取り入れたい場合や、在室確認をしたい場所に適した建具です。
ドアを選ぶ際には、開き方やデザインだけでなく「窓を付けるか」は実用性にもつながる重要なポイントとなります。
この記事では、窓付きドアの種類と特徴、ガラス素材の違い、設置場所ごとの考え方について解説します。
部屋をより明るく、おしゃれに見せたい方におすすめの建具ですので、ぜひ参考になさってください。
窓付きドアが選ばれる理由

窓付きドアは、多くのご家庭で選ばれている室内用の建具です。
一般的に、以下のような理由で窓付きドアは採用されています。
- ・自然光を取り入れたい
- ・空間に広がりを持たせたい
- ・人の気配を確認しやすくしたい
- ・デザインのアクセントがほしい
例えば、北側の洗面室や自然光が入りにくい子ども部屋などでは、窓付きドアにすることで室内の明るさを確保しやすくなります。
また、窓付きドアは視線を遮りながら光だけを通せるため、閉塞感の軽減につながるのも魅力です。
窓付きドアの主な種類・特徴

窓付きドアには、主に以下の3つの種類があります。
それぞれの特徴を、確認しておきましょう。
小窓付きの片開きドア
ドアの上部または中央に、小さな窓が付いたタイプです。
トイレや洗面室など、人の気配を感じられるようにしたい空間で使用されます。
引き戸タイプの明かり窓付きドア
窓付き引き戸は、省スペースで開閉できるため人気です。
例えば、リビングとダイニングの仕切りなどにも便利で、空間のつながりを感じやすくなります。
開閉できる小窓付きドア
風通しを確保したい場所では、開閉可能な小窓が付いたドアが適しています。
洗面所や子ども部屋など、湿気が気になる場所に取り入れたい建具です。
ガラス素材の違い|フロスト・チェッカー・モール・クリア

この章では、窓付きドアに使用するガラス素材の違いを解説します。
それぞれの特徴を知ることで、より選びやすくなるため、ぜひ参考になさってください。
部屋の用途や内装の雰囲気に合わせてガラス素材を選ぶことで、デザイン性や快適性が向上します。
採光・目隠し・装飾など、重視したいポイントを明確にすることが、満足度の高いドア選びのポイントです。
ガラスの種類 | 特徴 | おすすめの使用場所 |
---|---|---|
フロストガラス(すりガラス) | 光を通しつつ、ほどよく視線を遮る | トイレ・洗面所など |
チェッカーガラス | 格子模様が入ったガラスで、ナチュラル・レトロに合う | 玄関・リビング・装飾ドア |
モールガラス | 波模様で光を拡散し、やわらかい印象に仕上がる | ダイニング・室内間仕切り |
クリアガラス | 視線を通し、奥行き感や開放感を演出する | 子ども部屋・ワークスペース |
フロストガラス(すりガラス)
フロストガラスは、やわらかく光を通しながら視線を遮るガラスです。
トイレや洗面所など、プライバシーを重視したい場所で使用されます。
チェッカーガラス
チェッカーガラスは格子模様が入った素材で、ナチュラルテイストやレトロ感のある空間によくなじみます。
デザイン性を重視する場合にも、装飾的に取り入れられるガラスです。
モールガラス
モールガラスは波打ったような模様が特徴で、光を拡散する効果があります。
光をやわらかく通したいときに役立つ素材です。
クリアガラス
クリアガラスは視線を通すため、子ども部屋やワークスペースなどに適した素材です。
奥行き感を出したい場所や、圧迫感を軽減したい部屋に向いています。
窓付きドアの選び方|設置場所に合わせたポイント

窓付きドアを選ぶ際のポイントは、以下の通りです。
- ・採光を重視するのか
- ・通気性を求めるのか
- ・インテリア性を重視するのか
これらをふまえて窓付きドアを選ぶと、よりご希望に近いタイプを絞りやすくなります。
この章では、設置場所に合わせた窓付きドア選びのポイントを解説します。
洗面室・トイレ
洗面所やトイレは、プライバシーを守りつつ、光や人の気配を感じたい空間です。
光を通しつつ視線は遮りやすい、すりガラスの小窓が適しています。
廊下側の子ども部屋
廊下は窓がなく暗くなりやすい場所のため、明かり窓付きのドアを設置するケースが多く見られます。
特に廊下側の子ども部屋には、プライベート感を損なわず見守れる、すりガラスやモールガラスを使った小窓付きドアがおすすめです。
リビングとダイニングの間
引き戸タイプで、半透明の窓を入れることで、空間のつながりを意識した間仕切りになります。
個室風にしたいリビングダイニングに適しており、開放感も演出できるアイデアです。
玄関ホールとリビング
外からの光を室内に届ける目的で、スリット状のガラスを取り入れた窓付きドアを採用するアイデアもおすすめです。
玄関ホールとリビングを自然につなぎ、一体感のある空間づくりが叶います。
こちらの記事では、玄関を引き戸にリフォームするポイントを詳しく解説しています。
合わせて、参考になさってください。
〈関連記事〉【おしゃれな玄関引き戸にリフォーム】8つの特徴と費用の目安を紹介
DIYで窓付きドアを設置する場合の注意点

DIYで室内ドアに窓を取り付けたい場合は、以下の注意点を確認することが大切です。
特に建物の性能を維持するためにも、慎重に検討しましょう。
- ・ドアの構造によっては加工が難しい場合がある
- ・安全性や強度が低下する可能性がある
- ・断熱性や遮音性が損なわれることがある
- ・火災時の安全基準に適合しないことがある
窓付きドアのDIYに不安がある場合や、既製の窓付きドアを使用し、建具の専門業者に依頼するのが無難です。
特に防音性や断熱性、納まりの精度を求める場合は、プロの施工によって完成度の高い仕上がりが期待できます。
最近では、採光性と断熱性を両立できる複層ガラス入りの室内ドアもあり、デザインと機能を兼ね備えた製品も充実しています。
特殊な仕様のドア施工には、専門的な知識と技術が求められるため、プロに相談することをおすすめします。
こちらの記事では、玄関ドアにガラスを取り入れる際のポイントを詳しく解説しています。
合わせて、参考になさってください。
〈関連記事〉玄関ドアはガラスでおしゃれに|デメリット解決策まとめ
まとめ|機能性とデザインを両立する窓選びを
この記事では、窓付きドアの種類と特徴、ガラス素材の違い、設置場所ごとの考え方について解説しました。
窓付き室内ドアは、明るさや開放感を取り入れるだけでなく、空間の機能性や快適性を高めるためにも役立ちます。
暮らしやすくおしゃれな窓付きドアを選ぶためには、設置する場所や目的に合わせて、種類・素材・構造を選ぶことが重要です。
新築やリフォーム予定の方はもちろん、既存のドアを見直したいと感じている方も、窓付きドアを選択肢の一つとして検討してみてはいかがでしょうか。
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