勝手口の防犯性を高める格子付きドアとは?|後付けやDIYはできるのかを解説

勝手口は、家の中でも防犯対策が手薄になりがちな場所の一つです。
外部から侵入しやすいポイントとなるため、十分な防犯対策が求められます。
勝手口の防犯に役立つ「格子付きドア」は、通気性や採光も確保できる建具です。そこで今回は、勝手口の防犯性を高める「格子付きドア」の特徴や、後付け・DIYの可否について詳しく解説します。
勝手口のドアをより安全性の高いタイプに変更したい方や、防犯対策について確認したい方は、ぜひ参考になさってください。
勝手口の防犯対策の基本

勝手口の防犯対策の基本になるのは、補助錠の設置や防犯性の高い鍵への交換です。
また、防犯フィルムや格子を取り付けることも、ガラス破りによる侵入を防げるため効果が期待できます。
さらに、人感センサーライトや防犯カメラを活用すると、防犯効果が期待できます。
複数の防犯対策を組み合わせることが、勝手口からの侵入を防ぐために理想的です。
それでは、それぞれの項目を詳しく見ていきましょう。
補助錠や防犯性の高い鍵を付ける
勝手口は空き巣の侵入口になりやすいため、ワンドア・ツーロックを基本にしましょう。
補助錠を追加したり、ピッキング対策が施されたディンプルキーや電子錠に交換したりすると、防犯性が向上します。
防犯フィルムや格子を設置する
ガラスがはめ込まれた勝手口は、ガラスを割られると侵入されやすくなるため注意が必要です。
ガラス面に防犯フィルムを貼ると簡単に割りづらくなり、さらに格子や面格子を設置すると侵入を物理的にも防げます。
人感センサーライトや防犯カメラを導入する
勝手口周辺が暗いと、外部から人が侵入しやすい環境になってしまうため注意しましょう。
人感センサーライトを設置すると、近づいたときに周辺が明るくなり、不審者を威嚇できる可能性があります。
防犯カメラやダミーカメラを設置するのも、ひとつのアイデアです。
勝手口の防犯性を高める「格子付きドア」とは

この章では、勝手口の防犯対策の中でも特に注目したい「格子付きドア」について解説します。
「格子付きドア」は、勝手口の防犯性を高めるために設計されたドアで、以下の3つのポイントがあります。
強固な格子で侵入を防ぐ
格子付きドアは、ドアのガラス部分に頑丈な金属製の格子が取り付けられており、ガラスが割られたとしても、簡単には侵入できない構造になっています。
特に、アルミ製と比較すると強度の高いステンレス製の格子を採用したタイプは、バールなどを使ったこじ開けにも強いため防犯性能を高められる場合があります。
採光と換気を両立しやすい
通常の防犯対策では窓やドアを閉めきった状態にすることが多く、暗くなったり空気がこもったりしがちです。
しかし、格子付きドアは防犯に配慮しながら換気も可能です。
格子の内側に可動式のガラスや通気口が設置されたタイプもあるため、快適な空間を保てます。
デザイン・機能性のバリエーションが豊富
防犯格子が付いた勝手口ドアは、シンプルなデザインのものから、モダンなインテリアに合うスタイリッシュなものまで、さまざまなデザインがあります。
また、鍵付きの内開き格子や、防犯フィルム付きの強化ガラスを組み合わせた高機能タイプもあり、ご希望に合わせた選択が可能です。
勝手口ドアに格子を後付けできるのか

勝手口ドアに、格子を後付けすることは可能です。
ネジやボルトで固定するタイプや、ドア枠に取り付けるタイプがあります。
ただし、強度や施工方法は一般の方には判断しづらい可能性があります。
安心できる防犯対策をするなら、専門業者に依頼するのがおすすめです。
勝手口ドアに後付けできる格子の種類
勝手口ドアに後付けできる格子には、ネジやボルトで固定するタイプや、ドア枠に取り付ける簡易的なタイプがあります。
アルミ製やステンレス製の格子などがありますが、防犯目的の場合、より強度の高い格子を選ぶことが重要です。
事前によく確認しましょう。
勝手口ドアの防犯性能を高めるポイント
さきほども触れたように、格子を設置する際は、防犯性能の高いものを選ぶことが重要です。
バールなどでこじ開けられにくいステンレス製など頑丈な素材を選びましょう。
格子の間隔は狭いものを選ぶことで、手や道具を入れづらくできます。
また、格子と合わせて補助錠を設置すると、さらに防犯効果が向上します。
勝手口ドアに格子を付けるDIYは可能か

DIYで勝手口ドアに格子を取り付けることも可能ですが、強度が不十分だと防犯効果が低下するため、業者に依頼するのが安心です。
特に、外壁への穴あけが必要な場合は、一般の方では強度や施工方法などが判断しづらいため、専門の施工業者に相談するのがおすすめです。
DIYに必要な道具と材料
DIYで勝手口の格子を取り付ける場合、必要な道具として電動ドリル、ドライバー、ネジ・ボルト、メジャー、水平器などがあります。
ステンレス製やアイアン製の格子を選び、サイズを事前に測定して、適したものを手に入れましょう。
取り付け手順と作業のコツ
まず、ドアのサイズに合う格子を選び、設置する位置を決めます。
次に、ドア枠や外壁に下穴を開け、付属のネジやボルトで格子をしっかり固定しましょう。
水平を確認しながら作業することで、見た目や耐久性を高められます。
格子の強度を確保するために、固定金具を適切に選びましょう。
DIYの注意点とプロに依頼すべきケース
DIYでの格子設置は可能ですが、強度が不十分だと防犯効果が低くなるリスクがあります。
特に、ドアの構造や取り付け方法によっては、格子を固定できない可能性もあります。
強風や地震の影響を受けるケースもあるため、安全性を確保するためにも専門業者に依頼するのが無難です。
また、賃貸物件の場合は、管理会社に相談して設置許可を得ることも忘れずに行いましょう。
まとめ
この記事では、勝手口の防犯性を高める「格子付きドア」の特徴や、後付け・DIYの可否、さらにおすすめのタイプについて詳しく解説してきました。
不審者が侵入しやすい勝手口は、複数の防犯対策を取り入れてリスクを軽減することが重要です。
その一つとして、格子付きドアは効果が期待できます。
勝手口からの侵入を防ぎ、安心して暮らせる住まいを実現するために、格子付きドアの設置も検討してはいかがでしょうか。
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