窓リフォームの補助金　2023年度はいつまで申請できるの？

窓のリフォームをしようと思っていたのに2023年度も残り少なくなってしまった…もう補助金は無理だろうとお考えではありませんか？

今年こそ冬の寒さに備えて窓を断熱化したかったのに…と思われているのでしたら、あきらめなくても大丈夫です。窓のリフォームの補助金はまだ申請できます。活用して暖かい冬を迎えましょう。

これから申請できる窓リフォームの補助金

世界的なエネルギー不足を受け、日本も様々な対策をしていますが、その中のひとつが住宅の省エネ性を高めることに対する補助金です。数年前から継続されている支援事業ですが、2023年度は前年よりも大幅に補助金額が上がりました。

夏前に申請した人の中には、2023年度の補助金を受け取り、窓の断熱改修を済ませたケースも多いです。目玉であったこどもエコすまい支援事業は予算が上限に達した為、12月を待たずに終了してしまいましたが、まだ間に合う補助金もありますので、確認していきましょう。

国土交通省・経済産業省・環境省が行っている住宅省エネ2023キャンペーンの一環で、こどもエコすまい支援事業と並行して2本立てで行われている窓の断熱リフォームを補助する国の支援事業です。

先進的窓リノベ事業の補助金申請額は10月4日時点で上限まで68パーセントですので、まだ申請できます。

こどもエコすまい支援事業は、窓の断熱と同時に玄関ドア交換や対面キッチンへの交換、バリアフリーなどへのリフォームも含まれていましたが、こちらは窓のリフォームだけが対象です。窓のリフォームだけに特化している分、こどもエコすまい支援事業より、窓のリフォームに対する補助額が大きいことが特徴です。

補助金申請額が100％になった時点で終了します

SS・S・Aという3種類の基準があり、断熱性の高さに違いによって補助額が変わります。

窓のリフォームには3種類ありますので、それぞれの特徴と補助額を確認していきましょう。

今ある外窓（壁に埋め込まれている窓）はそのまま残し、室内側に新たに窓を設置するリフォームです。現在すでに設けられている内窓を新しい断熱窓に交換する場合にも適応します。

窓交換と比較すると費用を抑えられること、ガラス交換と比較すると窓交換と同等の高い断熱性があり、サッシの結露まで抑えられることから、住宅全体の窓を断熱したい場合に向いているリフォームです。

一般的な4人家族が住まう2階建て住宅であれば100万円程度ででき、補助金を使うとさらに費用を抑えられます。また、マンションでは窓交換は許可されないことがほとんどですが、内窓設置は許可されることが多くあります。

外窓を交換するリフォームで、窓交換にはカバー工法とはつり工法がありますが、どちらも補助額と求められる窓の性能は同じです。内窓設置より費用が嵩みますが、窓のサイズを小さくしたり、開き方タイプを変えたりもできます。

今ある窓枠は残し、その上に新しい窓枠を被せ、新しい窓を取り付けます。1日で工事が完了し、費用も抑えられます。

壁を壊して窓枠ごと取り外し、新しい枠を造った上で窓を取り付けます。壁を壊すので数日かかり、費用もカバー工法より嵩みますが、窓を大きくしたり、増設したりすることができます。

今ある窓枠とサッシのまま、ガラスだけ交換するリフォームです。窓のリフォームの中で最も費用を抑えられますが、隙間からの冷気の侵入や熱の出入り、サッシの結露は改善されません。

窓交換や内窓設置が許可されないマンションであっても、ガラス交換であれば許可される可能性が高いです。