玄関ドアの色を選ぶポイントは?

玄関ドアを選ぶ上では玄関ドアの種類や素材、性能など様々なポイントがあります。その中でも玄関ドアの色は非常に重要です。玄関ドアは家の外観全体の中でもインパクトのある箇所となっており、玄関ドアの色やデザインで家自体の雰囲気が決まってくるからです。

今回は玄関ドアの色を選ぶポイントをご紹介します。こちらを参考に玄関ドアの色も意識しながらお気に入りの一点を選んでください。

玄関ドアの色を選ぶポイントとは?

玄関ドアの色を選ぶ上ではどんなポイントがあるのでしょうか。玄関ドアの雰囲気を変えるだけで、家全体の雰囲気が変わると言われているほど、重要な箇所なのでポイントを押さえて選ぶようにしましょう。

壁などの外観全体とのバランスを考える

玄関ドアを選ぶ上で一番のポイントは玄関ドア単体で色を選ばないということです。玄関ドア単体で見ると可愛いデザインや色でも外観全体とのバランスが悪く浮いてしまうことがあります。

例えば、玄関の外壁がシンプルデザインなのに玄関ドアだけとても可愛いデザインにしてしまうとギャップが激しく調和が取れなくなってしまいます。外観全体のコンセプトや雰囲気も大事にしながら玄関ドアを選ぶようにしましょう。

明るすぎる色は難しい

上記とも似ているのですが、外観全体の雰囲気を考えると赤や青、黄色などのはっきりした色は難しいケースが多いです。なぜなら外壁は白やアイボリーなどの淡い色のことが多いからです。

逆に外壁がはっきりとした色であれば、明るい色も浮かずに取り付けられるので外壁の色を見た上で色を選んでください。

外壁よりも少し濃いめの色

( 施工後 )

外壁が白の場合は薄い色が入っているドア、外壁がアイボリーの場合は茶色にするなど外壁よりも少し濃いめの色にすると玄関ドアと外壁との調和が取りやすくなります。

人気の玄関ドアの色

ここまでは玄関ドアの色を選ぶポイントをご紹介してきましたが、最近人気の色はどのようなものがあるのでしょうか。ここからは玄関ドアの人気の色をご紹介します。

グレー・黒系

玄関ドアで根強い人気なのが、グレーや黒系です。割とどんな外壁でも合わせることができます。また、最近は外壁を黒やメタリック調にするデザインも人気で、グレーや黒系の色を合わせることでスタイリッシュな雰囲気にすることができるのです。

また、グレーや黒は汚れに強いということもポイントの一つです。玄関ドアはどうしても汚れてくるのですが、汚れが目立ちにくいので、メンテナンスが楽なのです。

アイボリー、茶色系

アイボリーや茶色は白の壁に合わせやすく、ナチュラルデザインに合う色となっています。また、日本の家は木造が基本なので木製の玄関ドアっぽいデザインは人気があるのです。外壁がアイボリーの場合は少し濃いめの茶色を選びましょう。

メタリック系

金属の素材の色をそのまま活かしたメタリック系も人気となっています。スタイリッシュな感じなので、黒の外壁やガルバリウムなど金属感を活かした外壁に合わせると良いでしょう。

玄関ドアの素材でも雰囲気が変わる

玄関ドアは色だけではなく、素材によっても変わります。玄関ドアの素材は大きく分けると金属製と木製の2種類に分かれます。そこで、それぞれの素材でどのような特徴があるのか見てみましょう。

金属製のドア

塗装や色付けした色がはっきりとそのままの色で出るのが特徴となっています。販売されているのはほとんどが金属製のドアとなっており、塗装やシートを貼り付けることでデザインや色を付けているのです。

金属製はドアの劣化があまりないので、塗装するとそのままの色で残しやすいという特徴や玄関ドアに光沢が出やすいという特徴もあります。

金属製のドアはどんな外壁や外観にも合わせる事ができます。一般的なので色やデザインも様々なものが販売されているのできっとお気に入りの一枚が見つかるはずです。

木製のドア

木製のドアは木そのものに独特の風合いがあるので、木製らしい雰囲気を作ることができます。木製はそのまま茶色のドアとして使用する場合が多いですが、塗装して色を塗っても木に色が馴染むと少し落ち着いた感じの色合いになるのです。

また、木は生きているので長年使用していると、新品の時とは色合いが少し変わってきます。その変わった雰囲気がまた魅力となり、いつまでも楽しませてくれるのも特徴です。

木製なので、外観もカントリーテイストやナチュラルテイストに合います。外壁だと白やアイボリーに合わせると自然な雰囲気を作れるでしょう。しかし、黒の外壁などに合わないかというとそんなこともないですし、塗装も自分で出来るので色を変えることも出来ます。

玄関ドアを塗装する

玄関ドアの色を変えたい場合はどうすれば良いのでしょうか?一つの方法は玄関ドアを塗装することです。玄関ドアの塗装はDIYとして自分で行うことも出来ますし、業者もたくさんいます。もちろん、業者に頼んだ方が仕上がりも良くなりますし、短期間で出来ますが、自分で塗装するのも楽しいので、工期などを考えて選びましょう。

玄関ドアの塗装は基本的にはどのようなドアでも行う事ができます。しかし、アルミ製と木製の場合は注意が必要です。

アルミ製のドアの場合はペンキなどでの塗装は出来ません。塗装したとしてもすぐに剥がれ落ちてしまいます。なので、吹き付けなどで塗装を行うのですが、この吹き付けは素人には非常に難しく外壁や床など周りを汚してしまう可能性も高いです。アルミ製のドアを塗装したい場合は専門業者に相談してみましょう。

木製のドアの場合は、色を馴染ませるために何度も色を塗っては研磨して、また色を塗って研磨してという作業を繰り返す必要があります。工期も他の素材よりも長くかかるので、自分で行いたい場合は長期間を覚悟しておきましょう。

玄関ドアを交換する

もう一つの色の変え方が玄関ドアの交換です。

玄関ドアの交換というと非常に大規模な工事のように思う方が多いと思いますし、実際に一昔前まではそうでした。しかし、現在は「カバー工法」という玄関ドアの工事方法が主流となっており、このカバー工法だと割と気軽に交換できるのです。

カバー工法とは既存の玄関ドアの枠組みを活かしてその中に新しい玄関ドアを取り付けるという方式で、壁を壊すこともなく玄関ドアの交換のみの工事で済んでしまいます。

そのため、工期や費用をかなり圧縮させる事ができます。工期は半日〜1日で終わる事が多く、費用も玄関ドアの価格にプラスして工事費用として5~8万円ほどの費用で済ませる事ができます。

まとめ

玄関ドアの色についてご紹介してきました。

玄関ドアは長く使う分、色やデザイン、性能にも気を遣って選びたいものです。また、外観を変えるといったリフォームを行う場合は玄関ドアのリフォームも同時に考えてみましょう。ぜひ、お気に入りの一枚でお気に入りの家の雰囲気を作り出してください。