玄関ドアの価格は?リフォームにかかる費用も紹介
「玄関ドアをリフォームしよう!」と思った時に、一番気になるのが「どのくらいお金がかかるの?」ということだと思います。玄関ドアを交換するとなると玄関ドアの費用も必要になりますし、交換する工事費用もかかります。
そこで、今回は玄関ドアの費用や交換する工事費用をご紹介します。ぜひ参考にして、玄関ドアのリフォームの予算イメージをつけてください。
目次
玄関ドアの基礎知識
玄関ドアの価格をご紹介する前に、まずは玄関ドアの種類などをご紹介します。また玄関ドアを交換するのはどんな時なのか玄関ドアのリフォームについてもご紹介します。
玄関ドアの種類
一口に玄関ドアといっても、種類がたくさんあり価格やサイズなどもバラバラです。まずは玄関ドアの種類を理解して、自分の家のドアはどのようなドアなのか、交換するとなるとどんなドアが良いのか把握しましょう。
片開きドア
一枚のドアで出来ており、ドアの片側についているドアノブやハンドルを使って開けるドアのことです。シンプルな作りで価格も抑えることが出来ます。現在、マンションやアパートを含めて一般的な住宅で一番使われている仕様となります。
親子ドア
大きさの異なるドアを組み合わせたドアであり、大きいドア1枚(親扉)にハンドルやドアノブが装着されており、通常は親扉しか開け閉めをしません。荷物の搬入や車椅子での移動などの時にはもう一つの小さいドア(子扉)も開け閉めをすることができるようになっています。
両開きドア
大きさの同じドアを2枚組み合わせたドアです。どちらにドアノブやハンドルを装着して、どちらからも出入りできるようにしています。豪華な造りとなり、ラグジュアリーな雰囲気を出すことも出来ますが、玄関サイズを大きく取る必要もあり、価格も高くなります。
袖付き片開きドア
片開きドアの横に袖と呼ばれる小窓をつけるタイプのドアです。玄関サイズを広く取ることができ、窓をつけることで採光性と通風性を高めています。親子ドアのような見た目ですが、開閉できない分安く設置することができます。
引き戸
ドアを横にスライドさせて開く方式のドアです。一昔前の住宅では引き戸の方が一般的でした。玄関の奥行きスペースを取る必要がなく、最近ではデザイン性や断熱性も高まったことで需要が増えてきています。
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ランマ付きドア
基本的にはどのドアにもランマという小窓を玄関ドアの上につけることができます。ランマをつけることで採光を取ることができ、玄関を明るくすることができます。また、通風性もよくすることができますが、ランマ無しのドアよりは価格も高くなります。
玄関ドアを交換する時にはどのような費用がかかる?
玄関ドアをリフォームする時には「交換」「塗装」「修理」「部品交換」などの手段があります。そのうち、玄関ドアの色やデザイン、形式などを変えるには交換が一番良い方法です。
玄関ドアを交換する時には「玄関ドア自体の購入費用+玄関ドアの交換工事費用」がかかります。どちらも価格イメージを掴んだ上で予算をたててください。
玄関ドアの価格
玄関ドアの種類やかかる費用を理解したところで、いよいよ玄関ドアの価格についてご紹介していきます。玄関ドアは種類によって価格が変わってくるので種類ごとに見ていきましょう。
片開きドア
片開きドアの価格相場は「10万〜25万円」となります。シンプルな作りなので一番安価な価格設定となっています。袖をつける場合は15万〜25万となっており、片開きドアから+4~5万円ほどと考えておくと良いでしょう。
親子ドア
親子ドアの価格相場は「15万〜30万円」となります。片開きドアよりは+5万円ほど。袖付き片開きドアよりも少し高めの価格設定となります。ただし、車椅子などが通ることがある場合は親子ドアを選んだ方が良いでしょう。
両開きドア
両開きドアの価格相場は「20万〜35万円」となります。玄関サイズも大きくなり、使う部材も多いので価格は高くなります。その分、ラグジュアリーな雰囲気や高級感を出すことができるのです。
引き戸
引き戸の価格相場は「15万〜30万円」となります。開き戸と違って一般的ではなかったので価格も高めの設定となっています。
ランマを付けると?
ランマを付けるとそれぞれのドア価格に+5万円ほどが相場となります。ただし、現在ランマ付きドアは一般的に引き戸や袖付きドアが多く、片開きドアにはあまりランマはついていません。
玄関ドアが高くなる場合とは?
同じ種類の玄関ドアでもサイズが大きくなったり、デザインに趣向を凝らすと価格は高くなります。また、玄関ドアの断熱性や防犯性も価格に影響があります。断熱性を高めたり、防犯性の高い鍵を取り付けたりすると相場よりも高くなっていくのです。
玄関ドアのリフォームでかかる費用
玄関ドアの交換には玄関ドアの価格の他にリフォーム工事を行う工事費用もかかります。こちらでは玄関ドアのリフォーム工事の費用をご紹介します。
玄関ドア交換で行うカバー工法とは?
従来、玄関ドアは周りの壁も壊して取り外し、新しい玄関ドアを取り付けてから壁や床の工事を行なっていました。これだと大規模工事となり大工工事や塗装工事など様々な職人が必要となるので費用が高くなっていたのです。
近年、玄関ドアの交換で主流となっているのがカバー工法です。カバー工法とは既存の玄関ドアの枠組みを活かして、ドア部分のみを交換する方法です。カバー工法で行なった場合、壁を壊したりする必要がないので価格も抑えることができ、工事期間も1日で完成させることができるのです。
交換工事でかかる費用は?
ここではカバー工法で交換を行う場合の料金をご紹介します。玄関ドアの交換工事には撤去費用と設置費用の2種類がかかります。
それぞれ「撤去費用:1万〜2万円」「設置費用:4万〜6万円」となっており、合計で5万〜8万円が費用相場となります。
ただし、カバー工法を使わない場合(玄関サイズを変えたり、種類を変えるのにカバー工法を使えない場合)は壁や床の工事も必要となるので、工事費用はかなり高くなってしまいます。
玄関ドアを選ぶポイント
玄関ドアの費用について理解したところで、今度気になるのは「どんなドアを選べば良いの?」という事だと思います。玄関ドアは家の外観や内装の雰囲気を作っている大事な箇所なので、より良い選び方をしたいものです。
ここでは玄関ドアを選ぶ上でのポイントをご紹介します。こちらを参考にお気に入りのドアを見つけて、より快適によりお気に入りの家にしてください。
玄関ドアの種類やサイズを考える
玄関ドアの種類や同じサイズのドアであればカバー工法が使えるので、工事費用を抑えながら交換することができます。しかし、玄関ドアの種類やサイズを変えるとなるとカバー工法が使えないこともあり、工事費用がかなり高くなってしまうのです。
工事費用を抑えて玄関ドアの交換を行いたい場合、工事業者にカバー工法が使えるか確認しながら玄関ドアを選ぶと良いでしょう。
玄関ドアの色は淡く外観に合わせて
玄関ドアのデザインは家の外観に大きく影響します。ドアを交換するだけでガラッと雰囲気が変わるのです。なので、玄関ドアの色やデザインを選ぶときには玄関ドアだけではなく、外観全体の雰囲気を考えることが重要です。
一般的には外観と同じ色調の物を選ぶと良いとされています。また、赤や黄色などのパステルカラーは主張しすぎることが多く、浮いてしまう可能性が高いため、少し淡めの色を選ぶと無難に収まるでしょう。
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玄関ドアは断熱性も考える
玄関ドアは実は家の中でも大きな開口部。玄関ドアを通して冷たい外気が入ってきたり、家の熱が逃げていきます。現在は断熱性の高いドアも出てきているので、デザインのみではなく玄関ドアの性能も考えながら選ぶと良いでしょう。
まとめ
玄関ドアの価格を中心に玄関ドアの種類や選ぶポイントをご紹介してきました。
玄関ドアは交換するだけで家の雰囲気を大きく変えることができる箇所なのにも関わらず、お手軽にリフォームできる箇所でもあるのです。
ぜひ、こちらを参考に予算をたてて、お気に入りの玄関ドアを見つけてより暮らしを快適にしていってください。