後悔しないトイレ窓サイズの選び方|配置・高さ・快適性のポイント解説

後悔しないトイレ窓サイズの選び方|配置・高さ・快適性のポイント解説

トイレの窓サイズやデザインについて、リフォーム時に悩まれる方は多いのではないでしょうか。

換気や明るさだけでなく、プライバシーや防犯の観点からも、サイズと位置のバランスは大切です。

そこでこの記事では、トイレに適した窓サイズの選び方を中心に、窓の種類やおすすめの設置位置、デザインまで詳しくご紹介します。

トイレに窓は必要なのか|小さくても設置するのが◎

アクセントクロスのトイレ|後悔しないトイレ窓サイズの選び方|配置・高さ・快適性のポイント解説

トイレに窓は必要なのか、お悩みの方は多いのではないでしょうか。

近年は高性能な換気扇の普及により、窓なしトイレも一般的になってきましたが、自然光や風を取り入れられる小窓の存在は、暮らしの快適度を大きく左右します。

特に次のようなメリットは、窓があるからこそ得られるものです。

  • ・自然換気がしやすい
  • ・昼間の明かり取りになる
  • ・閉塞感を軽減できる

ただし、「大きすぎる窓」は防犯や視線の問題に繋がるため、トイレには「プライバシーを守りやすいサイズ感」の小窓が向いています。

トイレ窓のサイズ|どのくらいが適しているのか

小窓を設置したトイレ|後悔しないトイレ窓サイズの選び方|配置・高さ・快適性のポイント解説

トイレに設置する窓サイズは、住宅の構造やトイレの広さにもよりますが、おおよそ以下のようなサイズが一般的です。

おすすめの小窓サイズ

  • 横幅:30~60cm
  • 高さ:30~90cm

横長・縦長どちらもありますが、採光と換気を目的とするなら「縦長」の方が上下の空気の流れを確保しやすい傾向があります。

採光・換気を十分に確保するためには、最小でも30cm以上の縦幅があると安心です。

天井が高い場合やトイレが広めの場合は、90cm以上の縦長窓を設置することで明るさがしっかり確保でき、風通しもよくなります。

逆に、壁の面積が限られる場合でも、幅15cm×高さ60cm程度のスリット窓なら、最小限のスペースで快適性を高められます。

リフォーム時は、窓の開閉方法や外からの見え方もふまえ、設置場所とサイズをていねいに選びましょう。

引き違い窓を設置する場合

引き違い窓は開閉しやすいですが、設置する場合は最低でも幅60cm以上が必要です。

トイレの壁面にある程度の幅が取れる場合には、検討しましょう。

トイレ窓の種類と特徴|代表的な4種

縦長窓のあるトイレ|後悔しないトイレ窓サイズの選び方|配置・高さ・快適性のポイント解説

窓の開き方や形状にはいくつかの種類があり、それぞれにメリット・デメリットがあります。

目的や設置場所に合わせて選びましょう。

縦すべり出し窓

縦に開くタイプで、風を室内に取り込みやすく、スタイリッシュな印象です。

開き角度によってプライバシーも保ちやすいため、トイレにも向いています。

横すべり出し窓

横に開くタイプで、雨が入りにくく、操作も簡単です。

手を伸ばしにくい場所にも設置しやすいのが特徴で、トイレのような限られたスペースでも設置できる場合があります。

FIX窓(はめ殺し)

開閉できない固定窓で、採光だけを目的とする場合に向いています。

断熱・防犯性を重視したい方に人気ですが、換気は難しいため別の換気手段を採用しましょう。

トイレ窓の位置と高さ|設置のコツとは

外観|後悔しないトイレ窓サイズの選び方|配置・高さ・快適性のポイント解説

トイレ窓の位置は、快適性だけでなく視線の抜け感や安全性に大きく影響します。

この章では、トイレの窓の位置と高さや、設置のコツを解説します。

おすすめの高さ

  • 床からの高さ:1.2m〜1.4m以上
  • 目線の位置より上に設置するのが基本

外からの視線を避けるには、座ったときの目線よりも上に設け、窓自体を高めに配置するのがポイントです。

プライバシーの観点でも、立地に合わせて窓の位置と高さを調整しましょう。

壁のどの位置に設けるか

正面・横・背面いずれも可能ですが、一般的なのは横壁に縦長の窓を配置するスタイルです。

デザインの面でも、縦のラインを強調することで空間に奥行きを生み出せます。

縦長窓で採光とプライバシーを両立

狭い空間でもしっかりと採光したいときは、「縦長窓」がおすすめです。

壁の上部から足元まで縦方向に細長く設けることで、光を取り入れながら視線を遮ります。

縦長窓のサイズと高さの目安は以下の通りです。

  • 幅:15〜30cm、高さ:90〜120cm程度が目安
  • 縦長窓は、スリット窓として外観デザインのアクセントに
  • 開閉できるタイプなら換気性能も備えられる

また、外観からの見た目がスマートで、スタイリッシュな印象に仕上がります。

トイレ窓におすすめのガラス素材・機能

すりガラスの窓|後悔しないトイレ窓サイズの選び方|配置・高さ・快適性のポイント解説

プライバシーを守りつつ、快適に過ごすために、ガラス素材にもこだわりましょう。

この章では、トイレ窓のおすすめのガラス素材や機能をご紹介します。

すりガラス(型板ガラス)

最も一般的なトイレ用ガラスが、すりガラス(型板ガラス)です。

外からの視線を遮りつつ、光を通す定番タイプで、多くのトイレ窓に採用されています。

防犯合わせガラス

空き巣対策として、侵入されにくい防犯仕様のガラスを使う家庭も増えています。

小さな窓でも防犯性を高めたいなら、防犯合わせガラスを選びましょう。

Low-E複層ガラス

断熱・遮熱性能にすぐれた複層ガラスは、特に直射日光が当たりやすい方角のトイレにおすすめです。

トイレの小さな窓にも効果的なすぐれた性能があり、特に以下のような条件に適しています。

  • 南向き・西向きなど直射日光が差し込む方角のトイレ
  • 夏の暑さや冬の冷え込みが気になる場合
  • 結露や湿気によるカビを防ぎたい場合
  • 小さな窓でも断熱・遮熱効果をしっかり確保したい場合

Low-E複層ガラス断熱性が高いため、冬の朝でも寒さを感じにくく、遮熱効果によって夏場の暑さもやわらげます。

結露の発生を抑える効果も期待でき、湿気がこもりやすいトイレの衛生環境を保ちたい方にもおすすめです。

こちらの記事では、窓の結露対策について詳しく解説しています。

合わせて、参考になさってください。

〈関連記事〉「窓の結露」がひどい時はどうすればいい?|結露対策とリフォームのポイントを解説

まとめ|トイレの窓サイズは「小さくても機能的」に

この記事では、トイレに適した窓サイズの選び方を中心に、窓の種類やおすすめの設置位置、デザインまで詳しくご紹介してきました。

トイレの窓は、大きさではなく「適切なサイズと設置場所」が快適性を左右します。

換気と採光、プライバシーをバランスよく満たすために、30cm〜60cm程度の小窓がおすすめです。

窓デザインや素材選びで断熱、防犯性まで考慮すれば、快適なトイレ空間に近づきます。

トイレの窓サイズにお悩みの方は、実績豊富な施工業者に依頼すると安心です。

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