勝手口とは|キッチン以外の設置も便利!メリット・デメリット解説

勝手口とは|キッチン以外の設置も便利!メリット・デメリット解説

勝手口とは何?住宅における意味を整理

勝手口とは、住宅に設けられる裏口サービス用の出入り口のことを指します。

主に日常的な家事や生活動線をスムーズにするために設置されるもので、玄関とは別に家事動線や作業用の出入り口として利用されるのが一般的です。

ゴミ出しや庭仕事、荷物の受け渡しなどを簡単に行えることで、家事の効率化を図れます。

そのため、キッチンや洗濯スペースに近い位置に設けられることが多いです。

勝手口は「不要」という声も

従来までの住宅では勝手口を設けるのが一般的でしたが、最近では勝手口を「不要」と考えるケースが増えているのも事実です。

勝手口は外部から目立ちにくい位置に設置されることが多く、侵入のされるリスクが高いとされます。

そのため防犯対策にコストをかけるより、勝手口自体を設けない方が安心といった理由が挙げられます。

しかし防犯対策を行えばリスクを軽減でき、勝手口があることで利便性が高まることも多いです。

住宅設計の際には、生活スタイルに合った動線計画や配置を考慮しましょう。

勝手口のメリット・デメリット|設置場所別まとめ

ここでは、勝手口のメリット・デメリットについて設置場所別にまとめてご紹介します。

キッチン

キッチンの勝手口は、最も多く見られる間取りパターンです。

メリット

キッチンから直接外に出られるため、ゴミ出し動線が短く効率的になります。

また調理中の匂いや煙を外に逃がしやすいため、窓だけでは十分な換気が難しい場合に有効的です。

庭で家庭菜園等をしている場合には、採れた野菜の出し入れや屋外作業の道具の持ち運びに便利になります。

デメリット

勝手口は目立ちにくい場所に設けられることが多く、防犯上のリスクが心配な場合もあります。

またキッチン自体の間取りが狭い場合、勝手口のスペースが間取りの効率を下げる可能性がある。

そして適切なドアや施工を選ばないと冬場の冷気が入りやすいので、断熱対策をするのがおすすめです。

脱衣所・ランドリールーム

脱衣所は入浴時の湿気が溜まりやすい場所なので、勝手口を設けることで換気をしやすくする場合があります。

メリット

脱衣所の湿気を換気しやすく、カビや結露の防止につながるのがメリットです。

またランドリールームと外部をつなぐことで、洗濯物をスムーズに干す動線を確保できます。

屋外で庭や畑作業をする場合にも、直接脱衣所へアクセスできることで汚れを室内に持ち込まずに済みます。

デメリット

ただし外からの視線が気になる場合があり、特に脱衣所の場合には目隠し対策が必要です。

また家族の生活動線によってはあまり使用されず、無駄になることもあるため注意しましょう。

頻繁に乾燥機を使用する場合には外干しの必要が無いので、勝手口を使わなくなってしまうリスクがあります。

ガレージ・カーポート横

ガレージやカーポートから玄関までの距離が遠い場合、勝手口があるとアクセスが便利になります。

メリット

車から室内へのアクセスが便利になることで、買い物後の荷物を運ぶ動線が短くなり効率的です。

特に雨の日でも、雨に濡れずに荷物や家族を屋内に運び込めます。

ガレージと室内が直接つながることで、作業道具や自転車等の出し入れも簡単に行えます。

デメリット

ただしガレージが閉鎖的な場合、勝手口の採光や換気機能が制限されてしまうため注意が必要です。

またセキュリティ面ではガレージから侵入されるリスクが高く、防犯対策が求められます。

そしてガレージに勝手口を設けることで家全体の動線がかえって複雑になることもあるので、使い勝手を考慮した配置計画が必要となります。

勝手口周りの構成要素|おすすめアイテム紹介

ここでは、勝手口の構成要素についてご紹介します。

外部に面していることから劣化が進みやすい場合もあるので、適切な時期に交換やリフォームを検討してみましょう。

勝手口ドア

勝手口ドアは室内と屋外をつなぐための重要な出入口であり、防犯性・通気性・断熱性を備えた製品を選ぶことがポイントです。

おすすめは、採風機能付きの勝手口ドアで、通風窓が内蔵されているタイプです。

これによりドアを開けずに換気が可能となり、虫の侵入も防げます。

できれば防犯性を高めるために、二重ロック仕様や防犯ガラスを採用した製品にしておくと安心です。

さらに断熱性能の高いドアを選ぶことで、冬場の冷気や夏場の暑さを軽減できます。

デザイン面でも、住宅の外観に馴染むシンプルでモダンなタイプが人気です。

庇・雨除け

勝手口の上部に設置する庇(ひさし)や雨除けは、勝手口を雨風から守るために欠かせない要素です。

庇があることで雨の日でも濡れずに作業ができ、ドアの劣化や汚れも防げます。

おすすめは、アルミ製やポリカーボネート製の軽量で耐久性の高い庇です。

透明な素材を選べば、採光を妨げることなく自然光を取り入れられます。

またデザイン性を重視したい場合は、モダンな色の庇も人気です。

ただし庇の設置は強風時の安全性を考慮し、しっかりと固定することが大切です。

ステップ

勝手口のステップは、段差を解消して出入りをスムーズにするための設備です。

特に勝手口の高さが地面と異なる場合は、安全性を確保するために重要となります。

おすすめは、滑りにくい加工が施されたコンクリート製のステップです。

耐候性が高く、雨の日でも滑りにくい構造が安全性を高めます。

ステップを設置する際には、勝手口のデザインや周囲の景観に合わせて選ぶことが重要です。

土間

勝手口周りの土間は、汚れや水を気にせず作業できるスペースとして便利です。

土間は靴のままで行き来できるため、庭仕事やゴミ出し、屋外作業の動線がスムーズになります。

おすすめの仕上げ素材はコンクリートやタイルで、耐久性と汚れに強い点が特徴です。

特に防滑加工が施されたタイルを選ぶと、雨の日でも安全に使用できます。

また土間のスペースを広めに確保すれば、工具やガーデニング用品を置いたり、洗濯物の一時置き場としても活用可能です。

必要に応じて排水口を設けることで水洗いによる清掃が簡単になり、清潔さを保ちやすくなります。

カーテン・ブラインド

勝手口にカーテンやブラインドを設置することで、プライバシーの保護と採光調節が可能です。

勝手口ドアには窓が付いている場合が多く、視線を遮りつつも明るさを確保するために重要なアイテムです。

おすすめは、防水性や防汚性に優れたロールスクリーンやブラインドです。

掃除がしやすく勝手口の湿気にも強いため、キッチンやランドリールームにも適しています。

デザイン性を重視した場合は、カーテンに防炎加工を施したタイプや遮熱効果のある製品も人気です。

取り付けは簡単で、勝手口の雰囲気に合わせたカラーを選ぶと空間の統一感が生まれます。

外用スリッパ

勝手口周りで使用する外用スリッパは、庭仕事やゴミ出しの際に便利なアイテムです。

おすすめは防水性と耐久性に優れたラバー製のスリッパで、濡れた地面や汚れた場所でも快適に使用できます。

軽量で履きやすいタイプだと、出入りの際にストレスが少なくなります。

さらにスリッパを収納するための専用ラックやフックを設置すると整然と保管でき、勝手口周りの見た目もすっきりします。

 

まとめ

最近では勝手口自体を設けないケースも見られますが、生活動線によっては使い勝手が大きく向上します。

できれば網戸付きや防犯ロック付きのタイプにすると安心なので、リフォーム等も検討してみましょう。

本記事でご紹介した注意点を参考に、ご自宅に合ったプランを計画してみてください。

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